【空室対策】暗い&古い印象になりがちな和室を洋室にリフォームしよう!

2024.03.27更新

この記事の監修者

岩野 愛弓

岩野 愛弓

【資格】宅地建物取引士

【空室対策】暗い&古い印象になりがちな和室を洋室にリフォームしよう!

空室対策の1つにもなる和室から洋室へのリフォームについて、費用の目安や注意点などをご紹介していきます。

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目次

和室を洋室にリフォームするメリット

和室を好む入居者ももちろん一定数は存在しますが、幅広い年齢層に物件を検討してもらいたいなら、洋室へのリフォームを検討してみましょう。近年の入居者の傾向は、ダイニングテーブルやソファ、ベッドなど西洋スタイルの暮らし方を取り入れていることが多く、リビングでも寝室でも洋室の需要が高まっていると考えられます。

和室を洋室にリフォームすることで、次のようなメリットがあり、とくに空室対策としては効果が期待できるポイントです。

不動産賃貸ポータルサイトの検索でヒットしやすくなる

フローリング床の洋室なら、不動産ポータルサイトの検索でヒットしやすくなります。入居者が賃貸物件を探す時には、たくさんの情報が掲載されている不動産ポータルサイトを利用することが多いでしょう。不動産ポータルサイトは物件検索の絞り込みをするために、家賃の上限や設備の希望など条件を選択することができます。

条件の1つに「フローリング」という項目が含まれていることもあるため、和室を避けたい入居者は、はじめから条件を設定する可能性があります。洋室を希望する入居者が物件を検討してくれるきっかけができるでしょう。

内見や写真の印象アップ

物件紹介の写真をリフォーム後の洋室に差し替えることで、清潔感を出すことができ物件のイメージアップが期待できます。1Rや1Kなどのワンルームはもちろん、2Kや2DKなど2部屋ある場合でも、洋室のみのほうが内見への興味を引くでしょう。

入居者のニーズに合う

上述でも触れましたが、近年は椅子やソファで寛ぐ西洋的な暮らし方が多い傾向です。一戸建ての実家暮らしであっても、和室がなかったという入居者は少なくないでしょう。所有する家具も洋室に対応しているものが多いと考えられますので、入居者のニーズに合うと考えられます。

原状回復・メンテナンスが楽

洋室は和室と比べて、退去時の原状回復やメンテナンスが管理しやすいと言えます。じゅらく壁などの左官壁や柱が露出する真壁造りの和室は、傷がついたり汚したりしても、費用が割高になるため容易に取り替えることはできません。

フローリングやクロス壁の洋室なら、万が一、壁が汚れてしまった時でも張り替えは短期間で可能であり、メンテナンスも楽です。フローリングは退去のたびにワックス処理をしておくと、見た目にキレイになり汚れ防止にも役立ちます。

家賃アップが検討できる

洋室へのリフォームを機に、押し入れをクローゼットに変えて収納力を増やすなど物件としての魅力を増すことで、家賃アップを検討することができます。洋室はニーズがあるため空室対策としても有効ですが、リフォームによって物件の仕様をグレードアップすれば、月々の収入アップにもつながります。

和室を洋室にするには費用はいくらかかる?

既存の和室を洋室にリフォームしたいとは考えていても、どれくらい費用がかかるか心配な大家さんもいらっしゃるでしょう。ここからは、具体的なリフォーム例と費用相場についてご紹介していきます。

床:畳をフローリングに【9~20万円】

畳をフローリングに変えるのは、スタンダードな洋室へのリフォーム工事です。床の仕上げ素材として、フローリングのほかにもクッションフロアやPタイルという素材もありますが、耐久性やメンテナンス、高級感などを考慮するとフローリングがおすすめです。

フローリングは「複合フローリング(合板フローリング)」「無垢フローリング」の二つに大別されます。無垢フローリングは肌触りが柔らかく自然の温もりがありますが、傷が付きやすいため、賃貸では耐久性のある複合フローリングが適しているでしょう。遮音性能を高めたクッション性のあるフローリングも賃貸では採用されています。目的や予算を考えて選択するようにしましょう。

・費用と工事期間の目安
部屋の広さ費用目安工事期間
6畳9~18万円4~6日
8畳10~20万円

壁:真壁や天井をクロスに【8~25万円】

伝統的な和室の場合、柱が現しになる「真壁」造りが多いものですが、洋室に変える場合は、メンテナンスが容易なクロス壁が適しています。

真壁造りでクロス仕上げにすることもできますが、一般的な洋室は柱を隠した「大壁」になりますので、下地ボードを施工して天井も壁もクロス張りがおすすめです。入居者のターゲットによっては、壁の一面に柄付きのクロスや色を変えたりして、おしゃれな雰囲気を演出するのもよいでしょう。

・費用と工事期間の目安
工事内容費用目安工事期間
真壁から大壁へ変更10~25万円4~7日
クロス張り8~20万円2~5日

建具:ふすまを洋風引き戸に【3~20万円】

洋室に変えるなら、建具もふすまから引き戸に変えましょう。洋風引き戸なら、使い勝手も今までどおりのため、開けたままの時にすっきりと格納されて邪魔になりません。

木目ならフローリングと色を揃えるのがよいでしょう。クロス壁がホワイト系なら同じホワイト系の建具にすると空間が広く感じる効果もあります。部屋の奥まで光を届きやすくするためにガラス入りの建具もおすすめです。また、選ぶ建具の種類によって費用も変わります。

・費用と工事期間の目安
工事内容費用目安工事期間
ふすまを洋風引き戸へ3~20万円(1か所)2~5日

収納:押し入れをクローゼットに【10~20万円】

和室の押し入れはクローゼット収納にしましょう。そもそも押し入れは布団を敷く生活から生まれたもので、ベッドが中心になっている現代の生活では不便に感じている方も多いのではないでしょうか。

コートやシャツなどが掛けられるパイプハンガーを取り付け、上部には枕棚、下部はフリーにして入居者が自由にボックスなどでレイアウトできるような使い方がおすすめです。クローゼット内部の床はフローリング、壁と天井はクロスで仕上げると洋室との統一感もありスマートな印象になります。扉は大きく開く折れ戸が機能的ですね。

・費用と工事期間の目安
工事内容費用目安工事期間
押入れをクローゼットへ10~20万円2~4日
フローリングやクロス壁のリフォームは大家さんがDIYで施工するのは難しいですが、ふすまや折れ戸などの建具は一度リフォームした後は、自分でも取り替えができる部分ですので、将来的に劣化した時にDIYで対応することも可能です。

和室を洋室にする時の注意点 

和室を洋室にリフォームする時には、どのようなポイントに注意する必要があるでしょうか。

遮音性・断熱性に注意

床をフローリングにリフォームする時は、遮音性のある製品を選びましょう。畳は厚みがあるため、素材そのものが遮音性に優れています。賃貸に対応した遮音性能のあるフローリングがおすすめです。

また、畳は断熱性にも優れた素材です。リフォーム前よりも足元が寒くならないように、フローリングにする際には、床下地に断熱材を施工するなど、断熱対策にも注意しましょう。

耐力壁は取り払えない

洋室にリフォームする時に、押し入れの位置を変えたり、入り口の位置を変えたり間取りを変更することもあります。ここで注意したいのが、耐力壁の存在です。間取りを変えるには、既存の壁を解体する必要が出てきますが、耐力壁という建物の構造上で重要な壁は解体することができません。

もし解体してしまったら、耐震性能が弱くなってしまうなど不具合が出る可能性があります。できる限り耐力壁は残して間取り変更をしてほしいですが、どうしても体力壁を解体しなければならない場合は、耐震性がしっかりと確保できるように別の場所で耐力壁を機能させる方法もあります。いずれも、施工会社としっかりと相談して問題がないか確認してから進めることをおすすめします。

色選びで失敗しない

フローリングや建具、クロス壁の色選びで部屋の印象はガラリと変わります。濃いブラウンのフローリングや建具を選ぶと、シックで大人な空間になりますが、日当たりがよくない場所では部屋が暗い印象を与えてしまいます。

建具が濃いブラウンでも、床をホワイト系にクロス壁も白を基調とすれば、シックでありながらも全体的に明るく部屋も広く見えます。色選びでイメージが変わりますので、ターゲットとする顧客層や日当たりなどの立地条件も考えながら選択するとよいでしょう。

費用対効果を事前に検証しよう

洋室へのリフォームは、ニーズにも合う物件となるため、リフォーム内容によっては家賃アップも検討できるものです。とはいえ、洋室に変えただけで大幅な家賃アップを設定することは難しいですから、工事費用と家賃アップのバランスを考えてリフォームを検討しましょう。

まとめ

近年はシングルのみではなく、ファミリー層でも洋室が好まれています。そのため、和室がある物件は管理状態がよくても物件候補から外されてしまう可能性があります。年間を通して空室対策をするためには、ニーズのある洋室にリフォームして、押し入れではなくクローゼット型の収納に変えることが効果的です。ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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この記事の監修者

岩野 愛弓

岩野 愛弓

【資格】宅地建物取引士

注文住宅会社に15年以上従事し、不動産売買業務の他、新築・リフォームの内外装、家具・建具造作の現場監修を行う。オリジナルデザインの住宅を数多く経験。不動産・住宅専門の執筆活動も行っている。

●紹介されている情報は執筆当時のものであり、掲載後の法改正などにより内容が変更される場合があります。情報の正確性・最新性・完全性についてはご自身でご確認ください。
●また、具体的なご相談事項については、各種の専門家(税理士、司法書士、弁護士等)や関係当局に個別にお問合わせください。