空室対策につながるシャワールームのリフォームを考えよう!内容や費用をご紹介

監修岩野 愛弓

  • 公開日:
  • 2019年12月24日
  • 更新日:
  • 2019年12月24日
空室対策につながるシャワールームのリフォームを考えよう!内容や費用をご紹介
持ち物件の空室対策を考えている大家さんは、水周りのリフォームを考えてみてはいかがでしょうか?お風呂が無い物件の場合はシャワールームを設置、お風呂が古い形の場合は思い切ってシャワールームにリフォームすることが効果的です。今回はシャワールームのリフォームを考えている大家さんに向けて、シャワールームのリフォーム内容や費用などについて、わかりやすくご紹介していきます。

目次

入居者は水周りをチェックしている

物件探しで重視されるポイントのひとつは、水周りの設備です。浴室、キッチンなどの機能性や清潔感は内覧でもチェックされる部分ではないでしょうか。特に浴室は、毎日使う場所であるため、浴室の広さ、シャワーの使い勝手、設備の清潔感など、どのような仕様になっているか興味を持たれる方が多い場所です。

シャワールームという選択肢

日本の賃貸物件で採用される浴室は、単身向けの物件に多い浴槽とトイレ、洗面シンクが1室にまとまっているユニットバスや、浴室として完全に独立したファミリー向けのユニットバスなどが多く見受けられます。そして、浴室の1つとして、シャワールームという選択肢もあります。シャワールームは、浴槽がはじめから備え付けられていないタイプのもので、湯船に浸かる習慣に馴染みがない海外では、シャワールームのみというスタイルが一般的です。

シャワールームは種類にもよりますが、一般的なユニットバスよりも省スペースになっており、扉で区画されていて、中にはシャワーの蛇口だけがあります。また、蛇口にマッサージ機能や、シャワー蛇口とは別に天井からもお湯がでてくるレインシャワーといわれる機能が付いているシャワールームもあります。もともと物件にお風呂が設備されていないなら、省スペースで設置できる製品が多いため、ユニットバスのようなお風呂を設備するよりもリフォーム費用を低くできる可能性があります。浴室のリフォームを考えている大家さんは選択肢のひとつとして、検討してみてはいかがでしょうか。

シャワールームへのリフォーム方法

浴室をシャワールームにリフォームする場合、具体的にはどのような方法が考えられるかご紹介していきます。

お風呂が無い物件の場合

もともとお風呂が無い物件の場合、シャワールーム設置のリフォームは空室対策として有効です。シャワールームは一般的なユニットバスを設置するよりも約半分程度のスペースがあれば設置できます。他の部屋への影響を最小限にしながらも、浴室付きという要件を加えることが可能であるため、他の物件と比べたときに、設備の充実度をアピールすることができます。

お風呂が古い物件の場合

お風呂がバランス釜やステンレス・タイル製の浴槽など、浴室自体が古い物件の場合は、シャワールームにリフォームすることで、浴室としてのスペースが節約できます。また、空いたスペースは洗面所や脱衣場、トイレなど他のスペースを広げるなど有効活用ができるのです。

お風呂のリフォームとの違い

お風呂のリフォームといっても種類はさまざまです。浴室をまるごと交換するリフォームもあれば、浴槽だけを新しくしたり、追い炊き機能を付けたり、シャワー蛇口を交換したりするなど、ある一部分だけを入れ替えるリフォームもあります。

シャワールームのリフォームとは、今までの浴室からシャワーだけの機能を持つ設備に交換することをいいます。シャワールームユニットの設置をするときは、防水設備、排水設備との接続がしっかりと施工できるように確認しておきましょう。

リフォームの目的と優先順位を決める

浴室をリフォームするには、上記で触れたように浴室ごと交換するものや、一部分を入れ替える方法があります。浴室のリフォームを検討する場合、

・浴室設備がないと入居率が低くなるから
・今までの浴室が古くなったから
・学生や独身者をターゲットにしたいから

など目的はそれぞれです。どのような完成形にしたいのか、またリフォームすることによってどのような効果を期待しているのかを明確にして、優先順位を決めて予算的な部分も検討しながら進めていくことが大切です。

シャワールームのメリット

シャワールームにリフォームすると、どのようなメリットがあるのか紹介していきましょう。

・価格が安い

シャワールームは、一般的なユニットバスに比べて設備が簡素であることが多いため、製品の価格が安くなります。浴室を新しく加えたい、または既存の浴室を新しくしたくても費用が心配と考えている大家さんでも、取り組みやすいのではないでしょうか。

・広いスペースが不要

シャワールームには浴槽がありません。そのため、設置するときに広いスペースを必要としないということは、大きなメリットのひとつです。今まで浴室がなかった物件はもちろん、既存の浴室と入れ替えを検討している場合でも、間取りの変更は最小限にできる可能性があります。

・設置が簡単

シャワールームの設置は、一般的なユニットバスよりも簡単です。設置は1階でも2階でもスペースさえあれば自由な場所に家具を置くようなイメージに近いかもしれません。排水や換気の施工は必要ですが、複雑な配管がないため、1階でも2階でも簡単に設置が可能です。

シャワールームリフォームにかかる費用と期間

シャワールームのリフォーム費用は、本体がおおよそ10~50万円、その他の電気・水道・換気設備や設置する場所の木工事などに、おおよそ10~50万円程度かかります。そして、設置する場所の解体が必要だったり、他の間取りの変更も行なったりする場合は、木工事や内装仕上げ工事がさらにかかることもあります。

また、施工期間としては、1週間~1ヶ月ほどが目安です。はじめからスペースがあり、シャワールームのユニットを設置して配管を施工するだけなら、1週間程度で完了することが可能ですが、もともとの浴室を解体したり、間取りの変更が必要な場合は、木工事や内装工事も必要になるため、1ヶ月程度かかることがあります。

シャワールームリフォームの注意点

シャワールームのリフォームを行う時は、次のような点に注意が必要です。

・シャワールームの大きさを確認
シャワールームが省スペースであるとはいえ、どのようなスペースでも設置が可能というわけではありません。最も省スペースなもので、おおよそ半畳分が目安ですが、少しゆとりがあるものでも1畳から1.5畳が目安でしょう。ちなみに戸建てで使われているユニットバスは畳2畳分(1坪)が一般的です。どのくらいのスペースが実際には必要なのか、製品について事前にしっかりと確認しましょう。

・シャワールームの防水
シャワールームの設置は「置く」イメージであるとお伝えしましたが、「水」を使う設備であるため、防水対策は確実に行う必要があります。特に2階以上の部屋に設置するなら、水漏れがあれば大きな被害に発展する恐れがあります。階下の部屋の間取りも考慮して、万一水漏れしても最小限の被害になるように、寝室などの個室が真下に来るのは避けるなど部屋の配置も検討する必要があるでしょう。

リフォームを依頼する業者選びは慎重に

シャワールームのリフォームを依頼するときは、施工してくれる業者選びが重要です。シャワールームリフォームの施工実績があり、2階以上の部屋に施工するノウハウがある会社が理想的です。2階に水周りがあるときは、階下の部屋も同じ水周りになっている場合があるので、水漏れのリスクを最小限にする施工方法や、万一のときのために、床下に点検口を設けるなどの対策も必要です。ユニットバスの施工経験があっても、シャワールームはそれほど一般的に広く扱われてはいないため、経験が少ない会社もあります。施工の注意点などもアドバイスしてくれるような頼れる会社を選びたいですね。

シャワールーム本体も種類が豊富

シャワールームは、各設備メーカーによってさまざまな製品があります。シンプルにシャワーだけがあるものなら、費用を低くすることが可能ですが、鏡やシャンプーボトルが付いているものや、シャワーヘッドの水流が霧状で出てきて効率的に体を温めてくれるものなどもあります。また、施工性の容易さやデザイン性などで選択しても良いでしょう。予算やリフォームの目的に合わせて必要な製品や機能を検討してみましょう。

まとめ

浴室リフォームを検討している大家さんで、間取りや予算も限られていて悩んでいる場合は、シャワールームという選択肢もあります。シャワールームはコンパクトなので、その分独立洗面台設置のスペースを設けたり、玄関を広めにしたりすることも可能です。また、入居者にとっても掃除が楽で手入れがしやすいというメリットもありますので、一度検討してみてはいかがでしょうか。
岩野 愛弓

監修岩野 愛弓

【資格】宅地建物取引士

注文住宅会社に15年以上従事し、不動産売買業務の他、新築・リフォームの内外装
、家具・建具造作の現場監修を行う。オリジナルデザインの住宅を数多く経験。不動産・住宅専門の執筆活動も行っている。

●紹介されている情報は執筆当時のものであり、掲載後の法改正などにより内容が変更される場合があります。情報の正確性・最新性・完全性についてはご自身でご確認ください。
●また、具体的なご相談事項については、各種の専門家(税理士、司法書士、弁護士等)や関係当局に個別にお問合わせください。