大家さん必読!キッチンリフォームの際のガスコンロとIHコンロの選び方

2024.07.30更新

この記事の監修者

岩野 愛弓
岩野 愛弓

宅地建物取引士

大家さん必読!キッチンリフォームの際のガスコンロとIHコンロの選び方

キッチンリフォームの加熱機器選びで悩んでいる大家さんに、機器の種類や特徴、メリット・デメリットと選び方をご紹介します。

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目次

物件探しの条件に「キッチン」を重要視する人は多い

物件を選ぶ際に、重要視するこだわりの条件として、「キッチン」を挙げる人は少なくありません。入居者の家族構成にも左右されますが、ファミリー世帯はもちろんのこと、単身者であっても、性別に関係なく料理に興味を持つ人たちが増えつつあるようです。テレワークなどにより自宅で過ごす時間が増えており、今後はますますキッチンの重要性が高まると考えられます。

キッチンへのこだわりポイントとしては、まず使い勝手が良いことが挙げられるでしょう。料理をするうえで、機能的お掃除もしやすいことが理想的です。とくにどんな調理機器が使われているかは、キッチンの中でも注目度が高い点といえるでしょう。

リフォームするならガスコンロ?IHコンロ?

キッチンのリフォームを考えた時、調理機器をガスコンロにするかIHコンロにするかで悩む大家さんは少なくないでしょう。

CHINTAIが賃貸物件で暮らす10代から30代の入居者に、ガスコンロとIHコンロのどちらがよいかアンケートを行ったところ、全体の約6割がガスコンロ、約4割がIHコンロという回答になっています。

IHコンロは年々普及が高まっているものの、ガスコンロを支持する入居者も多いということがいえます。一方、現在ガスコンロを使用している人が、今後購入したい調理機器としては、IHコンロと考えている人も多く、リフォームのタイミングでIHコンロに変えることも検討する必要があるでしょう。

では、ガスコンロとIHコンロ、どちらにすればよいか検討するために、それぞれの調理機器の特徴や注意点をご紹介していきます。

ガスコンロの特徴・注意点

ガスコンロは、ガスの火力を利用して加熱します。ガスには都市ガスプロパンガスの2種類があり、地域や物件の配管設備によって異なります。コンロはどちらかのガスの種類専用で選びます。

ガスは火力の強さが特徴で、一気に加熱し短時間で強い火力を出せることがメリットです。中華料理など強火で一気に調理したいものに向いています。

ただし、ガスは「火」を使いますので火災のリスクはIHコンロよりも高いと考えられます。近くに可燃物があれば火災につながる恐れがありますから、調理中はできるだけ目を離さないことが大切です。最近は安全性の高いセンサー付きコンロも出ていますので、賃貸物件では火災リスクに配慮した機器を選ぶと良いでしょう。

IHコンロの特徴・注意点

IHコンロは、電気を利用して加熱します。フライパンや鍋などを調理部分に置き、熱を伝えることで調理ができます。以前はガスコンロよりも火力が弱いとされていましたが、最近は火力が強い機種も出ており、炒め物などの高温調理にも対応できるようになっています。

IHコンロは、お掃除のしやすさ「火」を使わない安全性が大きなメリットです。五徳などがなく、すっきりした天板で毎日の家事負担も軽減します。また、加熱は電気を利用しているため、可燃物に燃え移る心配が少なく、安全のためのセンサー機能も充実しています。

ただし、IHコンロのトッププレートは、フラットで掃除がしやすいというメリットはありますが、フラットであるが故に、鍋やフライパンが滑りやすいという点には注意が必要です。また、ガスコンロと違って、IH対応の調理器具が必要となりますので、導入の際にはそういったことも頭に入れておく必要があるでしょう。

物件のターゲットに合わせたコンロの選び方

キッチンの調理機器は、物件の入居者のターゲット層に合わせて選択することがポイントです。家族構成やライフスタイルが異なる場合、キッチンの重要度も変わりますので、過剰な設備になるなど、ミスマッチになることを避けることができます。

コンロの数

入居者のターゲット層によって、コンロの数を検討します。

・一口コンロ
学生や単身者など1人暮らし向けの物件であれば、一口コンロが主流と考えられます。ワンルームのような物件は住空間も限られていますので、キッチン設備そのものがコンパクトなものが想定されます。

・二口コンロ
新婚ファミリー向けや女性用専用の物件であれば、料理をする頻度が高くなりますので、二口コンロが向いています。火力もあり、毎日使える機能的なものが良いでしょう。

・三口コンロ
三口コンロはファミリー層の物件に必要な設備です。また、単身者であっても料理が好きで、使いやすい機器を求めている人には良いでしょう。毎日のようにコンロを使う機会がありますし、調理時間を短縮するためには、三口コンロで分散しながら調理をするのが効率的です。

ビルドイン・置き型

キッチンの調理機器には、ビルトインタイプと専用の場所に設置する置き型があります。

・ビルトインタイプ
ビルトインタイプは、ファミリー向けのシステムキッチンで良く採用されています。とくにマンションでは清掃性もよいビルトインタイプが人気ですし、入居者へのアピールができるでしょう。

・置き型タイプ
置き型タイプは、組み合わせキッチンを導入する時に採用されています。コンロ単体では、ビルトインの機器よりも安価なため、気軽に交換できるメリットがあります。コンロの使用頻度が少ない一人暮らしなどには良いでしょう。

入居者の持ち込み

なかには、入居者が機器を持ち込むこともあります。持ち込みの際には、物件の加熱方法に合う機器を指定する必要があります。電気ならIHを、ガスなら都市ガスなのかプロパンなのかを事前に確認します。

ガスコンロ・IHコンロの設置費用・期間

ガスコンロとIHコンロの設置費用はどのくらいかかるのでしょうか、また、設置に必要な期間も気になるところではないでしょうか。
ガスコンロIHコンロ
一口コンロ5千円~2万円5千円~2万円
二口コンロ1万円~8万円2万円~10万円
三口コンロ4万円~15万円4万円~30万円
ビルトインと置き型で価格が異なり、ビルトインタイプの方が割高になる傾向があります。機器だけの入れ替えであれば、工事は1日で完了できますが、キッチン本体のリフォーム工事となれば、1~2週間程度を想定します。

内装リフォームの際に、キッチンの入れ替えを検討することが想定されますが、ほかのリフォーム部分に予算をとり過ぎて、キッチン部分に予算をまわすことができないといったことのないよう、リフォームの際は全体のバランスを考えながら計画しましょう。

プロパンガスから都市ガスに変更するには

ガスコンロの場合、プロパンガスと都市ガスで光熱費が異なります。一般的には都市ガスの方が光熱費は安くなる傾向がありますので、都市ガスに対応している物件を探している人もいます。

物件リフォームの際に、プロパンガスから都市ガスへの変更も検討してみましょう。ただし、都市ガスに変えるにはガスの配管工事が必要です。配管工事は高額になることもありますので、事前に見積もりなどで確認しましょう。

どんなキッチンにするかは「ターゲット×費用」で検討を

キッチンリフォームは、どのようなものを選ぶかで予算も大きく変わります。物件のターゲット層に対して、設備が過剰にならないように、費用対効果を考えながらリフォームの計画を立てるようにしましょう。

競合する物件の設備グレードも調査するなど、管理会社やリフォーム会社と相談しながら進めていきましょう。

まとめ

1人暮らしであっても、キッチンに立つ機会は少なくありません。まして、ファミリー世帯なら毎日のようにキッチンを使います。

そのため、物件を選ぶ時にキッチンを重視する傾向は強く、使いやすさや設備の充実度によって入居を判断されることが想定されます。費用対効果を考えながら、入居者から魅力的に映るキッチンリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。
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この記事の監修者

岩野 愛弓
岩野 愛弓

宅地建物取引士

注文住宅会社に15年以上従事し、不動産売買業務の他、新築・リフォームの内外装、家具・建具造作の現場監修を行う。オリジナルデザインの住宅を数多く経験。不動産・住宅専門の執筆活動も行っている。

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