空室対策にもつながる!アパート名を変更する際の手続き方法

2024.08.23更新

この記事の監修者

逆瀬川 勇造
逆瀬川 勇造

AFP/2級FP技能士/宅地建物取引士/相続管理士

空室対策にもつながる!アパート名を変更する際の手続き方法

築古物件の空室対策でお悩みなら、アパート名を見直してみては?アパート名変更のポイントから手続きまで具体的に解説します。

アパート名変更も空室対策につながります。

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目次

アパート名の変更はなぜ空室対策につながるの?

アパート名は、アパート全体の印象を左右する大きな要因の1つです。たとえば「メゾン・ド・〇〇」と「〇〇荘」というアパートがあったら、名前を聞いて2つのアパートにどんなイメージを持つでしょうか。「メゾン・ド・〇〇」のようにおしゃれなアパート名であれば、アパート自体への印象もおしゃれなものにすることができます。

入居希望者は、室内の状況や立地などを検討して入居の判断をします。そして多くの場合、その判断材料の中にはアパート名も入っているものです。アパート名は、今後入居者が使っていく住所として、書いたり目にしたりする機会が多くなります。

古そうなイメージのアパート名よりも、友人に自慢できるようなおしゃれなアパート名のほうが、入居してもらえる可能性は高いでしょう。同じ条件の物件であれば最終的にアパート名で判断される可能性もあるため、名前は重要です。

たとえばリフォームで空室対策をする場合は、大幅な時間とコストがかかります。それに対して、アパート名の変更は意外と簡単にできるものです。リフォームのように目に見えて大きな変化はありませんが、空室に悩んでいるのであれば、まずアパート名の変更を検討してもよいでしょう。

こんなアパート名は変更を検討しよう!

アパート名の変更を検討したほうがよい例として、以下のような場合があります。

・アパート名に難しい漢字や読みにくい英語が使われている
・アパート名が長過ぎる
・アパート名が古い印象を与えている
・アパート名を変更しないほうがよい場合

それぞれ詳しく見ていきましょう。

アパート名に難しい漢字や読みにくい英語が使われている

アパート名は入居者が住所として記入する機会や、電話などの口頭で伝える機会が多いものです。難しい漢字や英語では書き損じから配送ミスにつながったり、口頭で説明しづらかったりするでしょう。

また、名前からアパートのイメージを浮かべにくくなるため、物件探しの際に素通りされてしまう可能性もあります。アパート名に自分の名前を使いたいという方もいらっしゃるでしょう。しかし、一般的に読めないような英語表記や難しい名前をアパート名にすることはおすすめしません。

アパート名が長過ぎる

英語を使っておしゃれな名前にするのもよいですが、長過ぎるものは避けましょう。長い名前では住所の記入が手間になってしまうだけでなく、書類によっては記入字数に制限があり、はみ出してしまう可能性もあります。書くのも言うのも面倒になるような長い名前は、変更を検討するとよいでしょう。

アパート名が古い印象を与えている

代表的な例が「〇〇荘」や、大家さんの名前が入ったアパート名でしょう。古い印象の名前だと、どうしてもアパート自体にも古いイメージを持たれてしまうものです。

最近のアパートは、おしゃれでセンスのよい名前のものが多い傾向があります。とくに女性や若い人は古い印象の名前のアパートを敬遠してしまいがちなので、名前の変更を検討する余地があります。

アパート名を変更しないほうがよい場合

前述のアパート名に該当するからといって、必ずしもアパート名を変更しなければならないわけではありません。すでにアパートが満室であり、もし空室が出てもすぐに入居者が決まるようなら、アパート名は変更しないほうがよいでしょう。

そのような条件のよい物件は、不動産会社などの営業担当者からもよいイメージを持たれているものです。しかし営業担当者などはアパート名で覚えているので、名前を変更してしまうと気づかれなくなってしまう可能性があります。入居率が高い物件であれば、そもそも空室対策としてアパート名を変更する必要性はないでしょう。

新しいアパート名を付ける際に気を付けるポイント

アパート名は大家さんが自由に決めることができます。しかし、名前はアパート全体の印象を左右する大きな要素ですから、入居率を上げられるように効果的な名前を付けたい所です。アパート名を付ける際には次のようなことに気を付けるとよいでしょう。

・読みやすい・聞き取りやすいアパート名にする
・長過ぎないアパート名にする
・おしゃれなアパート名にする

それぞれ解説します。

読みやすい・聞き取りやすいアパート名にする

語呂や響きがよいアパート名は明るい印象を与えやすくなります。実際に口にしながら響きを確かめ、名前を決めるとよいでしょう。カタカナを含める場合、ハ行やパ行は一般的に読みにくく聞き取りにくいとされています。

漢字表記の場合も、難しい漢字を含むと読み書きしにくくなってしまうので、小学生でも知っているレベルの漢字を使うように意識しましょう。

長過ぎないアパート名にする

長過ぎるアパート名も扱いにくいので気をつけましょう。カタカナや漢字、ローマ字などを織り交ぜつつ、全体の文字数を確認して適度な長さのアパート名にします。

おしゃれなアパート名にする

おしゃれなアパート名を付けることで、アパート自体にもおしゃれな印象を与えることができます。よく耳にするものだと、英語で「レジデンス」は「住宅」や「邸宅」、「ハイツ」は不動産に対して使う場合は「高台にある住宅」のような意味があり、調べながら名付けるとより愛着もわくでしょう。

最近では「メゾン」や「ヴィラ」のように、フランス語やイタリア語を使った住宅も多く、入居者からの反応もよいものです。また、「青山」などのようにアパートのある地域の地名自体にブランド力がある場合は、地名を入れるとおしゃれに感じさせることができます。

ただし、築年数が古く外観にも年季が入っているのにおしゃれ過ぎる名前だと、アンバランスになってしまいます。アパートの築年数や状態に合った名前にするとよいでしょう。

また、いろいろと悩むかと思いますが、名前が複雑にならないようにする注意も必要です。さらに周辺のアパートと名前がかぶらないよう、ネットなどで検索し、確認するようにしましょう。

アパート名の変更手続きの流れ

アパート名を変更したい場合、物件名が登録されている役所や不動産会社への変更手続きが必要となります。まず、登記登録をしている法務局や役所に変更を申請します。

ただし、自治体によって物件名の登録の扱いは異なり、そもそも物件名まで登録していない場合もあるため注意が必要です。物件名の登録が必要ない場合は、変更手続きも必要ありません。

変更に際して連絡が必要な業者

法務局や役所以外でアパート名変更手続きが必要な業者や団体には、次のようなものがあります。

・電力会社
・水道局
・ガス会社
・NTTタウンページ
・ゼンリン

電気・水道・ガスといった公共事業者は、請求書に物件名を記載します。物件名が登録されているか確認のうえ、必要に応じて変更したい旨を連絡しましょう。タウンページを作成しているNTTタウンページ、地図を作製しているゼンリンなどに対しても、アパート名の記載がある場合は連絡する必要があります。

入居者への連絡手続き

アパート名を変更する場合、入居者にも事前に通知するようにしましょう。アパート名が変更になると、入居者も公共事業者や配送会社、利用しているサービスの運営会社などに連絡しなければなりません。

また、勤務先の契約書や運転免許証などに物件名が記載されている場合は、それらの変更手続きも必要となります。その際、入居者も変更手続きを行う期間が必要になるので、早めに通知しないとトラブルの元となる可能性があります。入居者の手間がかかることを意識し、1か月以上の余裕を持って対応することをおすすめします。

アパート名の変更後にやること

アパート名を変更した後にもしなければならないことがあるので注意しましょう。

新しいアパート名の看板の用意

アパート名変更後は、早い段階で前の名前が記載された看板(アパート銘板)などは撤去し、新しいものと取り替えるようにしましょう。看板は専用の業者にデザインから依頼すると、完成まである程度の時間がかかるものです。事前にどれくらいかかるのか確認するとよいでしょう。

入居者・管理会社へお礼を忘れずに

アパート名を変更すると、入居者にも変更手続きなどの手間をかけさせてしまいます。そのため、入居者に対してお礼をするようにしましょう。可能であれば、直接訪問して感謝の気持ちを伝えることをおすすめします。

また、アパート名変更の通知などを管理会社にしてもらった場合は、管理会社へのお礼も忘れずに。アパート名変更の判断は大家さんの自由ではありますが、周囲の協力の下で行えるものです。変更して満足するのではなく、周囲に感謝を伝え、気持ちよく新しいアパート名でスタートを切りましょう。

まとめ

空室対策としてのアパート名変更についてお伝えしました。アパート名はアパートの印象に大きく関わるものです。アパート名を見直すことでイメージを一新することができ、空室対策につながります。

変更の手続きは簡単にできるので、空室に悩んでいるのであれば対策の一環として検討してみてはいかがでしょうか。ただし、名前を見直しただけでは十分な入居率アップの効果が期待できない可能性もあります。管理会社にアパート名の変更を相談することとあわせて、基本的な空室対策も改めて検討してみてください。

アパート名変更も空室対策につながります。

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逆瀬川 勇造
逆瀬川 勇造

AFP/2級FP技能士/宅地建物取引士/相続管理士

明治学院大学 経済学部 国際経営学科にてマーケティングを専攻。大学在学中に2級FP技能士資格を取得。大学卒業後は地元の地方銀行に入行し、窓口業務・渉外業務の経験を経て、2011年9月より父親の経営する住宅会社に入社し、住宅新築や土地仕入れ、造成、不動産売買に携わる。

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