室内ドア・引き戸(建具)は大家さんが交換できる!少額の費用で効果のある空室対策を

2024.02.20更新

この記事の監修者

岩野 愛弓

岩野 愛弓

【資格】宅地建物取引士

室内ドア・引き戸(建具)は大家さんが交換できる!少額の費用で効果のある空室対策を

建具の交換でお部屋をグレードアップさせるリフォーム方法をご紹介します。

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目次

室内ドアや引き戸の交換は大家さんでもできる!

リフォームといっても、壁や床を張り替えるような工事ではなく、建具のみを交換するだけなら、工事は1日で終了し、しかも大家さんでも取り付けすることが可能なものがあります。

「建具」とは、室内のドアや引き戸、収納の扉などになりますが、入居していると頻繁に使われるため、扉の表面や縁回りは意外と傷が増えていたり扉の建付けが悪くなったりすることがあります。傷んだ建具は、必要以上に部屋を古びた印象にしてしまいます。

また、ガラス窓部分がない建具の場合、光が部屋の奥まで届きにくく部屋全体が暗い印象を与えてしまっていることもあるでしょう。建具のデザインを変えるだけでも、古い印象が緩和される効果が期待できます。

また、ガラスの透過性を活かせば、壁紙や床を張り替えることなく明るい部屋に生まれ変わることも可能です。大きな工事がなく費用対効果の高いリフォーム方法といえるでしょう。

賃貸におすすめの室内ドアや引き戸の種類と特徴

次に、賃貸物件で使われている建具の種類とそれぞれの特徴を確認していきましょう。

ドア

ドアはリビングやトイレなど、部屋の入口に使われる建具です。一般的にはドアハンドルなどの金物が付いています。ドアの動きとしては「押す」「引く」の両方があり、扉を開くためのスペースが必要です。

床から少し浮いた状態で開け閉めができるため、敷居のレールなどがなく段差も発生しません。扉が開くスペースさえあれば、自由な場所に取り付けられることもメリットです。気密性が高いことから、冷暖房の効率化にもつながります。

引き戸

引き戸は、扉を横にスライドさせて開く建具です。リビングや和室など、部屋の入口に使われるほか、押入れなど収納部の建具としても使われます。片引き戸は一般的な扉の1枚分だけが建具になるもので、引き違い戸は押入れのように扉が2枚分になります。

引き戸は、扉をスライドした時に、ドアよりも開口部を広く確保できる点がメリットです。また、扉を開けておいても壁側に格納されているため、普段は開け放しにしたい場所におすすめです。

折れ戸

折れ戸は、クローゼットや納戸など収納スペースによく使われる建具です。1枚の扉が2枚に折れるため、開いた時に扉がコンパクトになり空間が省スペースで済みます。

また扉を開けた時は開口部が大きいため、収納の中まで良く見渡せて物が取り出しやすい点もメリットの1つといえるでしょう。

開き戸

開き戸は、収納スペースになどで使われています。片開きや両開きなどスタイルはさまざまです。

折れ戸は開口部が大きく開くことが特徴ですが、開き戸は開けたい部分のみの扉を操作すればよいため、本棚や生活雑貨などの収納に向いています。

扉は床から浮いて取り付けられていることが一般的ですので、レールなどが露出することもありません。両開きなら、大きな物を収納することも可能です。

それぞれの建具の種類とは別に、扉のデザインにも種類があります。光が透過するようにガラスがはめ込まれたものから、プライバシーが保たれる面材のみのものなどさまざまです。使う場所や目的に合わせて選択することが大切です。

室内ドアや引き戸の選び方と費用相場

室内ドアや引き戸のリフォームをするときには、どのように選べばよいか、また費用相場はどのくらいなのかは気になるところでしょう。ここでは、大家さんが自身で取り替えた場合と、施工業者に依頼した場合の金額を比較してご紹介します。

・部屋のカラーで選ぶ
部屋の内装カラーに統一感を持たせるために、既存の床や巾木(はばき)、建具枠などと同色にすることが望ましいでしょう。基本としては建具枠と近似したものを選び、床とは別のカラーでも可能です。ただし、リビングでは木目調のカラーを選択し、洗面所内にある建具はホワイト系のカラーを選択するという使い分けもあり得ます。

・デザインで選ぶ
現代のニーズに合うような、スタイリッシュな扉デザインを選択することもおすすめです。また、ガラス入りの建具をリビングの入口やトイレ、洗面所に選ぶことで、光が室内の奥まで届く効果が期待できます。リフォームをきっかけに明るい印象の空間をつくりましょう。

・建具リフォームの費用相場
建具を交換する場合、施工業者に依頼する方法と大家さんが自身で交換する方法のふたつが考えられます。建具のみを交換するときのそれぞれの費用目安は次のとおりです。
施工業者に依頼大家さんが交換
ドア、引き戸6万円~10万円3万円~10万円
収納用扉6万円~10万円3万円~10万円
襖戸(新調)1万円~3万円基本は業者依頼がベスト
既存の建具枠を利用して建具のみを交換する場合、大家さんが自身で交換するなら商品の購入費用だけで済みます。施工業者に依頼すると、取り付け工賃や建付け調整費が発生するでしょう。また、障子や襖戸を新調する場合は、建具の建付け調整もあるため基本的には施工業者に依頼することがおすすめです。

室内ドアや引き戸のプチリフォームとやり方

開き戸や引き戸を交換するプチリフォームでは、具体的にどのような方法が物件として魅力的な効果があるでしょうか。事例をご紹介します。

古いものから新しいものへ交換

建具を古いものから新しいものへ交換するのが、最もスタンダードなリフォームスタイルでしょう。扉のデザインは現代のニーズに合うものを取り入れることで、物件に新しさを与えてくれるます。今まで暗さが気になっていた箇所では、ガラス入りなども検討しましょう。

和風から洋風へ

和風のドアを洋風に変えることで、部屋の印象はガラリと変わるでしょう。壁紙や床を張り替えしなくとも、ドア1つでインテリアのスタイルを変える効果があります。幅広い年代に好まれるデザインを取り入れるなど、新たな顧客層へのアピールが期待できます。

建具枠を残すか交換するか

建具の交換は既存の枠を残すか、枠ごと交換するかで費用が大きく影響します。枠も取り外すとなると、周辺の壁を壊す可能性が高く、木工事からクロスの張り替え工事も発生する可能性があります。

できるだけ費用を抑える方法としては、既存の枠と同系色の建具のみを交換することや、カラーを変える時は枠を塗装する、または既存の枠に新しい枠を覆って施工するカバー工法などがあります。最適な方法を選択しましょう。

ターゲットと費用対効果を踏まえて検討しよう

ドアや引き戸を交換する時は、計画を進める前に、どのような顧客層をターゲットとするのかといった方向性をしっかりと決めておくことが大切です。なんとなく交換したいというだけでは、費用対効果がきちんと得られるか不透明になってしまいます。

また、大家さん自身が交換するなら、費用を抑えてリフォームすることは可能ですが、襖戸などは施工業者に依頼する場合がほとんどでしょう。大家さんのセルフリフォームと施工業者の担当範囲について明確にしたうえで費用を出してもらい、シミュレーションしてみましょう。

まとめ

小規模でできるプチリフォームとして、建具の交換についてご紹介してきました。建具を交換するタイミングは、内装を一新させる時に行うものというイメージを持たれている方も少なくないでしょう。

しかし、建具枠はそのままで建具のみの交換なら、大家さんでもできるものもあり、費用も抑えられるので手軽です。部屋の印象を変える効果も高く、物件アピールにはおすすめの方法といえます。

デザイン性を取り入れることもできる建具のプチリフォームで、物件アピールにつなげてみてはいかがでしょうか。
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この記事の監修者

岩野 愛弓

岩野 愛弓

【資格】宅地建物取引士

注文住宅会社に15年以上従事し、不動産売買業務の他、新築・リフォームの内外装、家具・建具造作の現場監修を行う。オリジナルデザインの住宅を数多く経験。不動産・住宅専門の執筆活動も行っている。

●紹介されている情報は執筆当時のものであり、掲載後の法改正などにより内容が変更される場合があります。情報の正確性・最新性・完全性についてはご自身でご確認ください。
●また、具体的なご相談事項については、各種の専門家(税理士、司法書士、弁護士等)や関係当局に個別にお問合わせください。