壁の設置だけで大丈夫?空室対策のための間仕切りリフォームを解説します

2024.01.12更新

この記事の監修者

逆瀬川 勇造

逆瀬川 勇造

【資格】AFP/2級FP技能士/宅地建物取引士/相続管理士

壁の設置だけで大丈夫?空室対策のための間仕切りリフォームを解説します

間仕切り壁の設置を検討している方々に、どのような工事方法があるのか、費用を含めてお伝えしていきます。

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目次

間仕切り壁が空室対策になる?

部屋に間仕切り壁を設置すると、1つの部屋を2つの部屋に分けることができます。これを間仕切りリフォームと呼びますが、間仕切りリフォームをどのように活用すると空室対策につながるのでしょうか。

壁を新たに作ることで期待できる効果

間仕切りリフォームを実施することによる具体的な効果としては、部屋が増えることにあります。例えば、寝室1つに子供部屋1つの他にLDKがあるような2LDKの物件で子供部屋に間仕切りを設ければ3LDKの部屋にすることができ、お子様が2人いるようなご家庭でもお子様1人につき1部屋を用意することができます。また、LDKの一部を間仕切りしてゲストルームを設けるといった使い方もできるでしょう。

このように、壁を新しく作れば住む人が増えても対応できるというメリットがあります。間仕切りを引戸にすることで、1部屋としても2部屋としても使えるといった使い方もあるため、入居者のお子様の数に幅を持たせることができます。

空室対策になる間仕切り壁のアイデア

間仕切りリフォームとは単に「壁を設けるだけ」の工事ですが、アイデア次第で効果的な空室対策とすることができます。ここでは、以下のように分類してそれぞれ間仕切り壁のアイデアをご紹介していきます。

・間取りを変更する
・収納スペースを増やす

間取りを変更する

まずは間取りを変更する間仕切りリフォームです。具体的には、以下のような工事内容が考えられます。

・1室を区切って子供部屋を作る
・インナーテラスを作る
・広さに余裕のあるLDKを区切る

1室を区切って子ども部屋を作る

まずは1室を区切って子供部屋を作る方法です。間仕切りリフォームと聞いて思い浮かぶ最初の工事内容ではないでしょうか。ファミリー向け物件であれば、お子様の数の分だけ子供部屋があるかどうかは重要なポイントとなります。

特に4LDK以上の物件は少ないため、部屋数が多いことを理由に契約できる可能性もあるでしょう。間仕切りについては単に壁を設けるだけでなく、本棚にしたり、引戸にしたりといったことも考えられます。

壁を設ける単に壁を設ける方法は1つの部屋を完全に2つの独立した部屋に分けることができるというメリットがあります。解体は比較的容易ですが、費用がかかる点に注意が必要です。
本棚にする間仕切り壁を本棚にする方法で、単に壁を設けるのと比べると高額になってしまいますが、間仕切り壁を有効活用することができ、居住スペースに置くべきだった本棚や収納棚の分、広く利用できるようになるというメリットがあります。
デメリットとしては、設置面積が大きくなることから設置費用も解体費用もやや高くなってしまうということが挙げられるでしょう。
引戸にする部屋と部屋の区切りに壁を利用するのではなく、引戸を設置することで普段は壁として利用しつつ、壁が不要になった後や緊急時には簡単に行き来できる部屋とすることができます。デメリットとしては、完全に独立した部屋ではなくなる点が挙げられます。
なお、引戸ではなくアコーディオンカーテンで部屋を区切ることもできます。この方法であれば、安価に始められますし、将来壁を撤去する際にも自分で簡単に撤去することができます。ただし、引戸よりさらに部屋の独立性が薄れるというデメリットがあります。

インナーテラスを作る

部屋の一部を区切ってインナーテラスを作る方法もあります。最近では夫婦共働きが当たり前になり、室内干しの需要が高く、インナーテラスを設けると喜ばれることが多いです。インナーテラスは必要なスペースが小さくてもよいことから、部屋を区切ってインナーテラスにしたとしても区切られた部屋はそこまで狭くなりません。

広さに余裕のあるLDKを区切る

広さに余裕のあるLDKを区切って、区切った部屋をゲストルームとしたり、畳を敷いて畳ルームにしたりといったこともできます。引き戸で区切ればお客様が来たときや畳を使いたいときだけ引き戸で区切り、普段は広いLDKとして使うといったこともできます。

収納スペースを増やす

次に、収納スペースを増やす間仕切りリフォームについて見ていきます。

クローゼットを作る

間仕切りリフォームで収納スペースを作る方法としては、主にクローゼットを作る方法が挙げられるでしょう。ファミリー向け物件であれば、寝室の一部を区切ることで簡単にウォークインクローゼットのスペースとすることができます。また、単身向け物件であれば居室の一部を区切って収納としたり、クローゼットとしたりするとよいでしょう。

特に古い物件だとタンスを置くことを前提に収納が設けられていないこともありますが、引越し前の部屋に収納スペースが豊富にあった方であれば、最初から収納スペースのない物件はそれだけで対象外になってしまうこともあるはずです。

可動式収納棚を間仕切にする方法も
壁を設けるのではなく、可動式収納棚を設置して間仕切りにする方法もあります。可動式収納棚はその名の通り、動かせる棚です。普段は収納として使えるため、LDKの一部や子ども部屋を区切るのに使いつつ、大きめな収納スペースとしても使えるため便利です。デメリットとしては、場所を取ってしまうのと、普通に壁を設けるのと比べると割高になってしまうことが挙げられます。

間仕切り壁を作る時に確認したいこと

最後に間仕切り壁を作るときに事前に確認しておきたいことをご紹介しておきたいと思います。

施工費用

間仕切りリフォームについていくつかの方法をお伝えしましたが、工事内容によって施工費用が大きく異なることもあるため注意が必要です。特に空室対策として間仕切りリフォームを実施するのであれば、かけた費用がしっかり回収できるように設計することが大切だと言えます。

通常、一般的な大きさの部屋に端に壁を設けて間仕切りリフォームするのであれば、おおよそ10~15万円程度の費用が必要になります。その他、新設した部屋にドアや照明、エアコンを取り使えるための電気工事、配管工事なども行えば30万円以上の費用がかかることもあります。

実際には、どのような物件にどのような壁を設けるかによって金額が変わるため、業者と相談・確認の上、進めていくようにしましょう。

居住環境

間仕切りリフォームで部屋が増えると、新設した部屋についても電気工事やコンセント工事、ドアの取り付けなど行わなければなりません。それと同時に気を付ける必要があるのが採光や通風などの居住環境です。

区切った部屋について、十分な広さのある窓が設けられているか、換気や通風は十分かなど確認する必要がありますし、もしないのであれば増設できないか確認するようにしましょう。こちらも、業者と相談しながら進めていくことをおすすめします。

まとめ

賃貸物件の間仕切りリフォームについてご紹介しました。間仕切りリフォームは基本的に「居室を増やす」リフォームなので、部屋数を多く欲しいファミリー層向けのリフォームだと言うことができます。

また、居住スペースだけでなく収納スペースとしての使い方も考えられます。ただし、間仕切りリフォームにはお金がかかることから、空室対策として実施するのであれば、いくらの費用をかけて、どのくらいの期間で回収できるのかを計算した上で実施の可否について判断することが大切です。
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この記事の監修者

逆瀬川 勇造

逆瀬川 勇造

【資格】AFP/2級FP技能士/宅地建物取引士/相続管理士

明治学院大学 経済学部 国際経営学科にてマーケティングを専攻。大学在学中に2級FP技能士資格を取得。大学卒業後は地元の地方銀行に入行し、窓口業務・渉外業務の経験を経て、2011年9月より父親の経営する住宅会社に入社し、住宅新築や土地仕入れ、造成、不動産売買に携わる。

●紹介されている情報は執筆当時のものであり、掲載後の法改正などにより内容が変更される場合があります。情報の正確性・最新性・完全性についてはご自身でご確認ください。
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