浴室リフォーム費用を安く抑えたいなら“部分リフォーム”を検討してみよう

監修河野 陽炎

  • 公開日:
  • 2019年07月05日
  • 更新日:
  • 2021年04月01日
浴室リフォーム費用を安く抑えたいなら“部分リフォーム”を検討してみよう
浴室の経年劣化が進み、カビや汚れが目立ってくるとリフォームを考え始めるかもしれませんが、大家さんであれば、当然のことながら”費用”が気になりますよね。そこで、「あまりにも高額になるのはちょっと…」という方におすすめしたいのが、部分的に行う”部分リフォーム”です。この記事では、部分リフォームをする場合、どのようなことができるのか、施工内容や費用について詳しくお伝えしていきます。

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目次

浴室リフォームって何年ごとに行うもの?

ユニットバスの寿命は、おおむね15年~20年程度と言われており、その期間を過ぎると、壁や浴槽のひび割れ、継ぎ目の樹脂の劣化、カビやサビなどが目立つようになります。そのような部分を放置すると、水分やカビが建物の土台を腐食させたり、シロアリが繁殖したりするため、リフォームなどで対策していかなければなりません。

浴室リフォームは長くても20年ごとに行うことが推奨されていますが、浴室の様子によっては15年より短い周期でのリフォームも検討しましょう。なお、リフォームが必要なサインには次のようなものがあります。

・お風呂の壁や床にひび割れやサビが見られる
・カビが目立つ
・排水溝の流れが悪く、臭いがする
・お風呂の外側の壁に水が染み出している跡が見られる

理想は定期的な手入れ

建物の土台が腐食したり、シロアリが発生したりする前に、ひび割れやサビの修復を行うことで、浴室の寿命を延ばすことができます。特に、浴槽のひび割れや、外側の壁に水が染み出している跡が見られる場合は、建物の内部が水分によって腐食している可能性もあるため、リフォーム業者に点検をしてもらい、建物の損傷が進まないよう対策が必要です。

そこまで深刻なダメージは見られないけれど、カビやサビ、汚れが気になる場合は浴室クリーニングを利用するのもよいでしょう。クリーニングであれば、費用も数万円程度で収まります。

部分リフォームの内容をご紹介

傷みが気になる部分だけをリフォームする部分リフォームは、全体リフォームに比べて費用が抑えられます。部分リフォームの費用や施工内容をご紹介しましょう。

内装リフォーム

内装費用施工内容
浴槽交換10~50万円在来工法の浴室の古い浴槽を撤去し、下地調整やなどを行ったあと、新しい浴槽を据え付ける。工期は1日~1週間程度。
浴室塗装10~20万円サビ、ひび割れなどが見られる浴室の塗料を塗り替える。工期は1~2日。
壁や天井の張替10~30万円パネルやシートなどで浴室の壁や天井を張り替える。工期は1~2日。
床のシート張り5~10万円劣化してすべりやすくなったタイル、プラスチック材などを専用のシートで張り替える。工期は1~2日。

浴槽交換

ひび割れやサビなどが目立つ浴槽をそのまま使用し続けると、建物の内部に水分が染み込んで腐食やシロアリの発生につながることもあり、この場合、浴槽を新しいものに交換する工事を行えば未然に防ぐことが可能です。在来工法の場合、浴槽の身を交換することができますが、ユニットバスの場合は浴槽だけの交換が可能なタイプとそうでないタイプがあり、後者の場合はユニットバス全体を交換しなければなりません。

工事は、古い浴槽を解体撤去し、新しい浴槽を置く場所の下地調整を行い、新しい浴槽を設置するという流れで行われます。浴槽の搬出や搬入のために、出入り口の壁や床などを一度解体する作業が必要な場合もあり、工期は1日~1週間程度かかります。

浴槽交換にかかる費用

浴槽本体の費用
浴槽の材質や広さなど大きく変わります。シンプルで安価なものは数万円、高級なものは数百万円かかることもあります。
古い浴槽の解体撤去、処分費用
2~10万円
下地調整費用
2~5万円
埋込工事費用
浴室の床面に、浴槽の下3分の1ほどが埋め込まれているタイプの場合、浴槽を埋め込む工事が必要です。埋込工事費用は5~15万円が目安です。
壁の取り壊し、再構築にかかる費用
古い浴槽の搬出や瓦礫の処分、新しい浴槽の搬入のために出入り口の壁をいったん取り壊した場合、取り壊しや再構築のための費用がかかります。おおむね25~40万円程度を見込んでおきましょう。
※浴室の状況に応じて必要な工事、費用が変わります。

浴室塗装

予算をあまりかけずに浴室を新品のようなイメージに変える方法が浴室塗装です。ユニットバスや浴槽の入替工事が難しい場合でも、塗装を行うことで新品のような印象を与えることもできます。費用は10~20万円のことが多く、塗料の種類、浴室の広さ、コーティングの種類などで変わります。工期は1~2日です。

浴室の塗料はおよそ10年で劣化すると言われており、さらに、ユニットバスそのものの寿命がおよそ20年とされています。現時点で浴室塗装を選んだ場合でも、10年後には浴室そのものが寿命を迎えているかもしれません。10年後に、再び浴室塗装をするか、ユニットバスの入替や浴槽交換を行うかは長期的な経営計画を立てた上で判断しましょう。

壁や天井の張り替え

浴室の壁や天井は常に水や湯気などにさらされており、結露が起こりやすくカビが発生しやすい環境です。カビが目立つようになったら、張り替えを考えたほうがよいでしょう。費用の目安は以下の通りです。

壁の張り替え費用
パネル張り10~30万円
フィルム張り8~20万円
タイル10~15万円

天井の張り替え費用
パネル張り4~7万円
フィルム張り3~6万円

工期はいずれも1~2日です。トータルの施工費用を抑えたい場合は、次に紹介する床の張り替えと同時に行いましょう。

床のシート張り

浴室の床が劣化すると、天井や壁と同じようにカビが目立つことがあるほか、すべりやすくなったり、排水が悪くなったりする可能性もあります。浴室の床に使うシートには、すべりにくい工夫がされたもの、温かみのある素材のものなどが登場していますので、劣化した床を修復するだけでなく、浴室の安全性を高めることが可能です。工期は1~2日程度で、費用の目安は以下の通りです。

床の張り替え費用
樹脂床材5万円~
タイル床材10万円~
木製床材15万円~

備品・機器のリフォーム

設備・機器費用施工内容
浴室ドア交換5~16万円ドアのみを交換する場合の工期は数時間~1日。ドア枠も含めて交換する場合は、より時間がかかる。
浴室換気扇の交換3万円~換気扇の交換だけなら3~5万円で可能。浴室暖房乾燥機などに交換する場合20~35万円かかることも。工期は数時間~1日。
浴室暖房乾燥機の交換6~15万円既存の浴室暖房乾燥機を新しいものに取り換える。工期は1日程度。
シャワーヘッドや水栓の交換2~4万円古くなったシャワーヘッドや水栓を新しいものに交換する。工期は数時間~1日。
手すりの設置3~5万円洗い場での移動や浴槽への出入りを安全にするための手すりを取り付ける。工期は数時間~1日。
鏡の交換2~5万円カビや水垢などで汚れた鏡を壁から取り外し、新しい鏡を固定する。工期は数時間~1日。

浴室ドア交換

浴室ドアのサビが目立つときや、ドアの隙間から水漏れが見られるときは、ドアの寿命がきているサインかもしれません。浴室ドアの交換は、既存のドア枠を利用しドアだけを新しいものにする方法と、ドア枠も含めて新しいものに取り換える方法があり、ドア枠ごと新しいものに取り換えるには、周辺の壁もある程度解体して再構築しなければならないことが多く、工事費用がかさみます。費用の目安は次の通りです。

浴室ドア交換の費用
ドアのみ交換5~8万円
ドア枠も含めて交換7~15万円

ドアのみ交換する場合の工期は、数時間~1日程度となっています。

浴室換気扇の交換

換気扇の寿命はおおむね8~15年とされています。異音や異臭、振動、風量が弱まっているなどの現象に気づいたら、交換の時期というサインかもしれません。換気扇の交換には電気配線などの工事が必要であり、電気工事士などの資格を持つ人が行わなければなりません。換気扇交換の費用の目安は次の通りです。

浴室換気扇の交換費用
本体の交換5万円程度
ファンやタイマースイッチなどパーツの交換3万円程度
モーターの交換3万円前後
浴室暖房乾燥機などへの交換20~35万円

工期は数時間~1日程度です。

浴室暖房乾燥機の交換

浴室暖房乾燥機の寿命は10年程度とされています。浴室全体のリフォームの周期も考え合わせ、交換のサイクルを把握しておきましょう。

浴室暖房乾燥機本体の価格
電気式3~10万円程度
ガス温水式10万円以上

ビルトインタイプと壁や天井に取り付けるタイプがありますが、本体の価格にはあまり違いがありません。ミストサウナ機能を併せ持つものは、10~16万円かかる場合があります。加えて、工事費用が3~5万円かかります。工期は1日程度です。

部分か全体か、長期的な視点も大切

浴室の部分リフォームは、全体リフォームに比べて費用がかからず、工期も短く済みます。しかしながら、ユニットバスや浴槽、浴室の壁や天井などの経年劣化が進んでいる場合には、部分的な手入れを無計画に繰り返すだけでなく、全体リフォームを行ったほうがトータルでの費用を抑えられることもあります。

ユニットバスの寿命は15~20年と言われているので、その周期に合わせた長期的な視点を持つことが大切です。

修繕費が経費にあたるか、資本的支出にあたるか?

浴室リフォームが原状回復のための工事ならばその費用は経費であり、物件の価値を高めるための工事なら資本的支出と考えられます。また、国税庁「第8節 資本的支出と修繕費」に以下のような詳細が書かれていますが、判断が難しい場合もあるので、税理士さんに相談するとよいでしょう。

修繕費になる場合
・工事にかかった費用が20万円未満、あるいは、修繕する周期が3年以内
・通常の維持管理や原状回復のための工事
・どちらか判断がつかない場合で、工事費用が60万円未満
・固定資産の前期末における取得価額のおおむね10%相当額以下である場合
資本的支出になる場合
・あきらかに資産価値を高めるための工事
・どちらか判断がつかない場合で、工事費用が60万円を超えているとき
上記以外の場合
・それ以外は一定の基準に従って判定

※計上方法は、税理士の方とも事前にご確認ください。

まとめ

浴室全体の寿命が来るまでに、浴室の部分リフォームを行うことで、浴室をよい状態に保つことができます。浴室塗装やシートの張り替えなど、浴室の印象を大きく変えることができるリフォーム方法もありますが、浴室全体の寿命が近づいているのなら、部分リフォームではなく浴室の全体リフォームを考えるほうがいいでしょう。

長期的な経営計画を立て、全体リフォームや部分リフォームが必要となる時期を見極めることが大切です。

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河野 陽炎

監修河野 陽炎

【資格】3級FP技能士

3級FP技能士資格を持つライター、コラムニストとして、生命保険や医療保険、金融、経済などの執筆実績が多い。次々と発売される商品や、改正の相次ぐ税制、法律が1人の生活者にどう影響を与えるかの視点を大切にする。

●紹介されている情報は執筆当時のものであり、掲載後の法改正などにより内容が変更される場合があります。情報の正確性・最新性・完全性についてはご自身でご確認ください。
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