安定した経営のために。サ高住の効果的な入居者募集方法とは

2024.07.16更新

この記事の監修者

逆瀬川 勇造
逆瀬川 勇造

AFP/2級FP技能士/宅地建物取引士/相続管理士

安定した経営のために。サ高住の効果的な入居者募集方法とは

これからサ高住経営を始めようと検討中の方々に、サ高住ならではの入居者募集方法について、詳しくお伝えしていきます。

入居者募集はサ高住経営で最も大切なプロセス。
安定経営を目指すなら、プロのアドバイスを仰ぐのもひとつ。

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目次

サ高住経営でカギを握る入居者募集

サ高住の経営を成功させるには入居者募集をどう攻略するかがカギとなります。これは通常の賃貸経営でも同様ですが、賃貸物件を利用した経験がある方であれば、何となく入居者募集の方法や流れはイメージできるでしょう。

一方、サ高住についてはそうではありません。実は、サ高住の入居者募集については通常の賃貸経営と同じように入居者募集してもなかなか入居者が集まらないことが多いです。

運営をスタートさせて1年経つのに空室が目立つような状況でればその後運営を続けていけるのか不安に思うことでしょう。

以下で、サ高住における入居者募集のポイントをお伝えしていきます。

サ高住への入居は家族がきっかけ?

まずはサ高住への入居のきっかけについて見ていきましょう。通常の賃貸経営であれば、入居者自身がインターネット等で情報を検索し、気になる物件を見学した後に入居を決めるといった流れになりますが、サ高住の場合、家族からのすすめで入居を決めることも多いようです。

その他には、ケアマネージャーから紹介を受けることもあります。ケアマネージャーとは介護支援専門員のことで、サ高住においては入居やケアプランの作成などを担当します。

入居者募集の前にやるべきこと

サ高住への入居では家族や親戚、ケアマネージャーからの紹介が多いことが分かりましたが、紹介してもらうためには、家族や親戚、ケアマネージャーに紹介してもらえる施設にしておくことが大切です。このため、入居者募集の前には施設の強みを明確にしながら、どんな入居者にターゲットを絞って募集していくかを決めることが大切だと言えます。

例えば、サ高住はバリアフリーにすることと見守りサービス、生活相談サービスを付けることが条件とされていますが、施設によっては介護施設を併設させるなどして、より介護を必要としている方をターゲットにしていることもあります。

一方、1棟のマンションの中で、一般の入居者の入る部屋とサ高住のための部屋とが混在しているような施設もあります。この場合、入居者は見守りサービスや生活相談サービスといったサービスの提供を受けながら、より通常の賃貸物件と同じような生活を送ることができます。

施設を建てる場所の周辺にどれくらい高齢者がいて、また有料老人ホームなど高齢者向け施設はどのくらいあるのかなど、需要と供給のバランスを考えながらどのような施設にするかを考えることが大切だと言えるでしょう。

サ高住の効果的な入居者募集方法

サ高住への入居では家族や親戚、ケアマネージャーからの紹介が多いことを前提に、どのように入居者募集を行うと効果的なのでしょうか。

インターネットを活用する

まずはインターネットを活用する方法です。最近では、通常の賃貸物件の入居者はインターネットで情報を検索して入居を決めることが多くなりました。サ高住は高齢者が入居する施設のため、ややこの傾向は弱いのですが、それでもインターネットを活用した入居者募集に効果がないわけではありません。

特に、息子や娘さんが高齢者向け施設を探してご両親に紹介するようなケースでは、インターネットで詳細な情報を提供しておくと効果的だと言えるでしょう。なお、費用はかかりますが、サ高住の開設時の入居者募集を専門に行っている業者もあります。

こうした業者の中には、入居者募集から物件案内、契約締結まで全て一括して代行してくれるところもあり便利なため、利用を検討してみるとよいでしょう。

新聞やチラシを活用する

総務省が2024年に発表した「令和5年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、平日における新聞の平均閲読時間は、20代や30代ではほぼ0分に等しいものの、60代では16分、70代では30分となっており、時間にしては短いですが高齢者は新聞を目にする機会が多いことがわかります。

サ高住は高齢者が入居する施設ということもあり、新聞やチラシを活用することも入居者確保のための一つの手段になるでしょう。

新聞やチラシへの物件掲載については、サ高住の利用を検討しそうな高齢者の住むエリアに絞って配布する計画を立てることが大切です。また、掲載内容については、一般の物件案内資料と同様、物件写真が魅力的か、アピールポイントはすべて盛り込まれているかなど確認するようにしましょう。

ケアマネージャーへ相談する

先述の通り、サ高住はケアマネージャーからの紹介割合も多くなっています。ケアマネージャーから紹介を貰えるよう、介護サービスを委託している介護事業者の営業担当者に、自身が所有している物件のアピールポイントを伝えたり、ケアマネージャーに「よさそうな人がいたら紹介してほしい」旨伝えてもらうようにしたりすると効果的です。

認知度を上げることも大切

サ高住の入居者募集ではいろいろなことを考え、手を打っていくことが大切ですが、何から手をつけていいか分からない場合は、まずは認知度を上げるためにはどうしたら良いかを考えるとよいでしょう。認知度が高まれば入居希望者の方でも施設に対する安心感が生まれ、他の高齢者向け施設と比較検討された際に勝てる可能性も高くなります。

認知度を上げるための活動としては、ここまでご紹介したインターネットによる方法や新聞やチラシによる方法もあるのですが、それ以外に、例えば付き合いのある不動産会社や美容室、スーパーなどにチラシやパンフレットを置いてもらうといったことが考えられるでしょう。

一つ一つの効果はそう高くないことが多いですが、こうしたことの積み重ねで少しずつ認知は高まっていくものです。

まとめ

サ高住の入居者募集についてお伝えしました。サ高住への入居は本人が入居を決めるより、家族や親戚、ケアマネージャーからの紹介で入居が決まることが多いです。

そうしたことを踏まえた上で、入居者募集の方法についても通常の賃貸物件とは違うやり方も交えながら効果的に活動していくことが大切です。本文でご紹介したように、サ高住開設時の入居者募集について一括して請け負ってくれる業者もあるので、利用を検討してみるのもよいでしょう。

入居者募集はサ高住経営で最も大切なプロセス。
安定経営を目指すなら、プロのアドバイスを仰ぐのもひとつ。

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逆瀬川 勇造
逆瀬川 勇造

AFP/2級FP技能士/宅地建物取引士/相続管理士

明治学院大学 経済学部 国際経営学科にてマーケティングを専攻。大学在学中に2級FP技能士資格を取得。大学卒業後は地元の地方銀行に入行し、窓口業務・渉外業務の経験を経て、2011年9月より父親の経営する住宅会社に入社し、住宅新築や土地仕入れ、造成、不動産売買に携わる。

●紹介されている情報は執筆当時のものであり、掲載後の法改正などにより内容が変更される場合があります。情報の正確性・最新性・完全性についてはご自身でご確認ください。
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