人気設備の室内用物干を取り入れて空室対策を!おすすめの商品や設置費用をご紹介

監修花 惠理

  • 公開日:
  • 2020年03月05日
  • 更新日:
  • 2020年03月05日
人気設備の室内用物干を取り入れて空室対策を!おすすめの商品や設置費用をご紹介
生活に必要な設備の1つとして、あったら便利で嬉しいのが室内用物干。特に家を空けることが多い一人暮らしの人は、防犯や天候の視点からもベランダに洗濯物を干しっぱなしにすることを躊躇します。今回は、室内用物干の設置導入を考えている大家さんに向けてどんどん進化している室内用物干の種類や、おすすめの設置方法などを詳しくご紹介していきます。

目次

室内用物干の需要はどれくらい?

室内用物干しは、どのような入居者に需要があるのでしょう。室内用物干しをする背景から、その需要について解説していきます。

室内干しの需要は高まっている

室内干しをするには、さまざまな理由があります。ベランダに洗濯物を干しっぱなしにしていると、仕事などで家を留守にしがちであるという生活スタイルが外からわかってしまうため、室内干しを行うことで防犯に繋がります。また、天候に左右されず洗濯をすることができますし、花粉などが服に付着することも防ぐことができます。そして、仕事や生活スタイルの関係で洗濯は夜に行うことが多いためといった理由も挙げられます。

なお、室内干しをする理由には、地域性も考えられます。たとえば北陸地方の場合、1年を通して雨の日が多く、冬は雪が降ります。なかなか洗濯物を外に干すことができないので、洗濯物は室内に干すのが主流です。こういった背景から、賃貸物件にサンルーム(室内干しのできるスペース)や室内用物干のある物件が多く存在し、その需要も高まっています。

室内用物干は人気設備の1つ

上述したように、防犯や生活スタイルなどの理由から室内用物干には一定の需要があり、人気設備の1つとなっています。室内用物干は天井や壁の空いているスペースを利用して設置ができるうえ、使わない場合は竿を収納できたり、室内物干しの種類によっては外したりすることができるので邪魔になりません。室内用物干は、あったら便利、使わない人にも困らない人気設備であるといえるでしょう。

室内干し(部屋干し)の種類・方法

室内干しにはさまざまな種類・方法があります。導入を検討している大家さんは、ぜひご自身の物件に当てはめて検討してみてください。

1.天井設置

文字通り、天井に設置できるタイプのものです。後述の「昇降式」「スポット型」タイプのものが当てはまります。天井設置の場合、使わないときに天井に収納することができたり、天井からぶら下がるホスクリーンを外すことができたりします。天井に設置したい場合は、「4.昇降式」「5.スポット型」いずれかの種類を検討しましょう。

2.壁設置

壁に設置できるタイプの室内用物干です。壁設置タイプには、窓の上部の壁に設置するものや、壁と壁をワイヤーでつなげる種類のものがあります。窓の上部に設置するタイプのメリットとしては、室内干しでも窓から差し込む太陽の光を活用して乾かすことができるという点が挙げられます。また、ワイヤーで繋ぐタイプのメリットは、安価で設置できて使用しないときはワイヤーを収納できる点です。一方デメリットは、洗濯物が多いと中央に寄ってしまうという点です。

3.窓枠設置

窓枠設置は、窓枠に設置できる室内用物干の種類をいいます。窓枠に設置できるので、洗濯物を窓から入る日差しに当てることができる点がメリットです。製品によっては毎回竿を取り外す必要があるタイプもありますが、窓枠設置タイプの中には使わないときは窓枠にそのまま収納できるものもあります。その他、窓枠にぴったり収まる2段の物干しなどの種類があります。

4.昇降式

昇降式の室内用物干は、竿が天井に設置され、使用するときに洗濯物を干せる高さまで下ろすことができる種類のものを言います。昇降式では竿を下ろす方法がさまざまで、棒や紐を操作することで上げ下げができるタイプや、リモコンを使用して電動で操作するタイプのものなどがあります。使用しないときは、天井にしまっておくことができますので邪魔にならず、背の低い方でも洗濯物を干しやすいというメリットがあります。

5.スポット型

賃貸物件の設備でよく見かけるのはスポット型ではないでしょうか。スポット型は、ホスクリーンに代表されるように、天井から金具を吊り下げて竿を差し込めるタイプのもの。使用しないときは竿・金具ともに取り外すことができますので、部屋の見映えにも影響しないというメリットがあります。

【番外編】その他の室内干しに関する設備

最近では、浴室乾燥機を利用して室内干しを行う入居者も多いかもしれません。浴室乾燥機を利用すれば浴室で洗濯物を干すことができ、室内に洗濯物を干すスペースを作り出さなくて済むというメリットがあります。また、浴室乾燥機の種類によっては「速乾」「温風」などの機能が備わったものもあり、室内干しよりも速く乾かすことができます。

室内用物干の設置費用

室内用物干の設置費用の目安は、壁設置で1.5~3万円程度、スポット型で2~4万円程度です。たとえば、スポット型設置3万円を10戸と仮定すると、設置費用の総額は30万円ということになります。

安価なものでは数千円というものがある一方、電動型などでは高価なものも存在します。電動型ではボタン操作によって自動で昇降できるものがあり、部屋のスペースを広く使いたい子どものいるご家庭や、足腰に自信のないご年配の方にもおすすめです。お持ちの物件の入居者層を考えて種類を決めるのも1つの手でしょう。なお、室内用物干を後付けで設置する場合には、壁や天井などの補強が必要となるケースがありますので、その場合は、補強にかかる工事費用も考慮して予算を考えましょう。

おすすめ室内用物干の商品をご紹介

ここでは、室内用物干の中でもおすすめしたい商品を5つご紹介します。室内用物干の設置を検討している大家さんは、ぜひご自身の物件に合うものを探してみてください。

1. 株式会社川口技研(ホスクリーン)

室内用物干で代表的な商品といえば、株式会社川口技研の「ホスクリーン」かもしれません。天井設置のスポット型が有名ですが、昇降式や窓枠付、室内用以外の商品も展開されています。川口技研では、室内・室外問わず種類が豊富であることが大きな特徴。商品の中には荷重目安を超過すると色が変わる種類がありますので、洗濯物の干しすぎを防止するのに役立ちます。
メーカー株式会社川口技研
商品名ホスクリーン

2. パナソニック株式会社(ホシ姫サマ)

パナソニック株式会社の「ホシ姫サマ」は、天井設置の昇降式タイプの室内用物干です。使用しないときは天井に収納できるので、部屋のスペースを邪魔しません。ホシ姫サマのおすすめポイントは、洗濯物を干すときに手元まで竿を下ろすことができて、干し終わったら天井近くまで引き上げられる点です。背の低い方や高齢者の方も無理なく洗濯物を干すことができ、干してある洗濯物にぶつかるリスクなどを減らすことができます。
メーカーパナソニック株式会社
商品名ホシ姫サマ

3. 森田アルミ工業株式会社(Pid)

ワイヤー式の壁設置タイプである「Pid」。部屋を選ばないシンプルなデザインで、使用しないときは箱の中に収納し、使いたいときだけワイヤーを伸ばして使用するタイプのものです。途中でワイヤーを手放してしまったとしても、ゆっくりとワイヤーが巻き戻る仕様となっているので使い慣れない方でも安心。最大4m伸ばすことができ、最大荷重は10kg。たくさん洗濯物を干したい方にも使いやすい商品です。
メーカー森田アルミ工業株式会社
商品名Pid

4. オークス株式会社(soraie(ソライエ))

2015年度のグッドデザイン賞を受賞した、オークス株式会社の「soraie(ソライエ)」。こちらは、窓設置タイプの室内用物干です。日当たりの良い窓に設置すれば、窓からの日差しを有効活用して洗濯物を乾かすことができます。窓設置タイプですが、カーテンを避けて出し入れができますし、使用しないときはコンパクトに収納され、窓周辺のスペースを邪魔しません。
メーカーオークス株式会社
商品名soraie(ソライエ)

5. モリテック スチール株式会社(くるリング)

モリテック スチール株式会社では、天井設置の「くるリング」という商品を取り扱っています。くるリングは、2014年度のグッドデザイン賞を受賞した昇降式の室内用物干。引き下げ紐やサポートバーで簡単に引き出すことができ、リングの高さは6段階に調整できます。室内用物干としてだけでなく、観葉植物を吊るすなど、インテリアを飾る目的にも使用することができます。
メーカーくるリング
商品名モリテックスチール株式会社

室内用物干はこう選ぼう!

1人暮らし用の物件では、部屋の広さを邪魔しない天井設置タイプの室内用物干がおすすめです。そして、ファミリー用物件では家族世帯が多いため、子どもが洗濯物にぶつからないよう、高い位置で干せる室内用物干が良いかもしれません。また、日当たりの良い窓がある、両壁の距離が離れすぎず壁側に日差しが通るなど、部屋の形によっては窓・壁設置を検討するのも1つです。部屋のデザイン性を気にする方には、使用しないときに収納できる(隠すことのできる)壁設置のワイヤー式のものや、天井に収納できるタイプがおすすめです。

まとめ

防犯意識の高まりや生活スタイル、天候・花粉対策などの理由から一定の需要がある室内用物干。収納できて使用しない時は生活の邪魔にならない商品や、シンプルなデザインの商品もありますので、あると便利・使用しない人にも困らない設備といえます。比較的安価に設置できますから、ぜひ空室対策の1つとして室内用物干を検討してみてはいかがでしょう。
花 惠理

監修花 惠理

【資格】宅地建物取引士/賃貸不動産経営管理士/ファイナンシャルプランナー2級

大学卒業後、不動産会社や住宅メーカーの不動産部に勤務し、不動産賃貸・売買契約の他、社宅代行、宅地造成などの業務に携わる。現在は、不動産や金融関係の執筆をするWebライターとして大手メディアなどに多数寄稿。

初心者にもわかりやすい言葉で解説しています。また、将来に備えて夫婦で不動産投資や株式投資を行っています。

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