おしゃれなミニキッチンに交換して空室対策!費用相場はどれくらい?

監修岩野 愛弓

  • 公開日:
  • 2021年11月26日
  • 更新日:
  • 2021年11月26日
おしゃれなミニキッチンに交換して空室対策!費用相場はどれくらい?
キッチンの劣化が進み、そろそろキッチンを交換したほうがよいのでは?と悩んでいる大家さんもいるのではないでしょうか。キッチンなどの水回りは、内見の際にとくにしっかりとチェックされる部分です。空室対策を考えるなら、清潔感やデザイン性も考慮して入れ替えを検討することも必要でしょう。そこで今回は、1Rや1Kなどで採用されているミニキッチンの種類や費用相場、おすすめのミニキッチン製品などについてご紹介していきます。

目次

おしゃれなミニキッチンは空室対策につながる

一人暮らしの入居者が多い1Rや1Kのキッチンといえば、使用頻度が低いというイメージがあり、空室対策としての設備交換が後回しになっているケースも多いのではないでしょうか。しかし、実はキッチン設備を充実させることは空室対策につながります。

お家時間が長くなっている昨今、キッチンを使う機会が増えた人は多いと思います。女性でも男性でも、キッチンが充実していればぜひ活用したいと考えている方は少なくないでしょう。

とはいえ、機能性重視のキッチンに注目すればよいということでもありません。若年層は知人を自宅に招いたりすることを意識して、見た目も気にする方が多いもの。機能的でデザインも優れたキッチンなら、物件選びの際のイメージアップにつながります。一人暮らしにぴったりな、おしゃれでコンパクト設計のミニキッチン導入をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

ミニキッチンはフルユニット・ハーフユニットの2種類

ミニキッチンの基本的な仕様は、小さめのシンクと1口コンロ、換気扇という組み合わせで、種類としては「フルユニット」「ハーフユニット」と大きく2つに分けられます。それぞれの特徴をご紹介していきましょう。

フルユニット

フルユニットは、シンクやコンロなどの作業台部分と、食器収納や水切り棚、照明器具、換気扇などの上部部分が一式でセットになっているユニットです。食器収納はコップやお茶碗、お皿など、一人暮らしで使う程度の食器類に十分対応できます。キッチン作業時に役立つ照明器具や、調理中の臭い・煙の排気に欠かせない換気扇も設備されており、キッチンに欲しい機能がひと通り揃っています。

フルユニットは、キッチンがボックスのように囲われていることが多いため、キッチンエリアが明確に区画されていない1Rなどにも向いています。おしゃれなミニキッチンなら、壁際に設置することができない場合でも違和感なく空間になじむでしょう。

ハーフユニット

ハーフユニットは、シンクやコンロなどの作業台部分のみがセットになっているユニットです。上部収納や照明器具などはなく、限られたスペースに手軽に設置したい場合に向いているでしょう。上部収納がすでに設置されていたり、下がり天井があってフルユニットが設置できなかったりする場合でも、ハーフユニットなら柔軟に対応できます。

ただし、コンロがある場合は臭いや煙対策として、別途で換気扇の設置が必要です。また、手元が暗い場合は照明器具の設置も検討しましょう。

賃貸向けミニキッチン費用相場

仕様によっても異なりますが、賃貸向けミニキッチンの本体価格はおおよそ20万~40万円が目安です。水栓をシングルレバーやシャワー対応にする、作業台の下に冷蔵庫や温水器を設置する、コンロをIH対応にするなど、設備を変えることで価格も変動します。電気温水器がセットのものは40万円前後が相場となります。

気を付けるべき点は冷蔵庫です。ミニキッチンと一体で設置できる冷蔵庫は、1ドアで容量もそれほど大きくありません。1R・1Kの物件であっても、冷蔵庫は使い方に合わせて入居者が自分で用意することも多いため、ターゲット層に合わせた仕様を検討することがおすすめです。

ミニキッチンの設置費用相場

ミニキッチンを新規で設置する場合は、水道やガス、換気ダクトなどの工事が必要となり、20万円ほどの工事費用がかかります。既存のキッチンと交換する工事のみなら、5万~10万円ほどが目安となりますが、キッチンが取り付けられる周囲の内装工事も発生します。内装工事の範囲にもよりますが、クロスの張り替え工事の場合は別途5万~10万円ほどが必要となるでしょう。
工事内容工事費用相場
新設工事20万円
交換工事のみ5~10万円
別途クロスの貼り替え5~10万円

賃貸向けおしゃれなミニキッチンの商品紹介

賃貸向けのミニキッチンには、デザインや設備仕様を含めてどのような種類があるのでしょうか。ここからはおすすめのミニキッチンをご紹介します。

ミニモラス/サンワカンパニー

サンワカンパニーは、スタイリッシュで個性的なデザインに定評があるメーカーです。ここでしか目にできない造りのキッチンもあり、バリエーションも豊富に用意されています。

なかでもミニキッチンミニモラスは、シンク下のキャビネットがないシンプルスタイル。設備はシンクと水栓、コンロのみで構成されています。熟練の職人の技術が生かされたステンレスカウンターは、シャープなラインが強調された無駄のないデザインです。

・本体サイズ:750・900・1200・1500mm
・奥行:500・600mm
・価格:62,200円~

ミニキッチン/LIXIL

LIXILはキッチンやユニットバスなど、多くの住宅設備を取り扱う国内大手メーカーです。ミニキッチンも取り扱っており、オーソドックスなホワイト系のキャビネット扉のほか、温もりのある木目調の扉も選択できます。

フルユニットならキッチンが一体式になっていますので、1Rなど限られたスペースにもコンパクトに設置することが可能です。調理機器は電気コンロとIHヒーターから選択でき、物件のターゲット層に合わせて仕様を変えてもよいでしょう。

・本体サイズ:900・1050・1200・1500mm
・奥行:500mm
・価格:96,500円~

キッチンユニットMKV/Panasonic

Panasonicは、キッチンなどの水回り設備から内装建材まで、住まいに関する素材を多く取り扱っている国内大手メーカーです。水回り設備では、手入れのしやすさに着目した商品開発が特徴といえます。

ミニキッチンでは「MKV」シリーズがあり、フルユニットとハーフユニットの2種類から選択できます。一般的な戸建用のシステムキッチンのノウハウを生かし、調理機器や水栓のバリエーションも豊富です。また、本体サイズは1500mmまで選べるため、作業スペースにゆとりが欲しい場合にも対応できます。必要な機能が網羅されたバランスのよいキッチンといえるでしょう。

・本体サイズ:900・1050・1200・1500mm
・奥行:500mm
・価格:172,100円~

ライフサポートミニキッチン/タカラスタンダード ※車いす対応

タカラスタンダードはキッチン、ユニットバスなどの水回り設備のパイオニアともいえる大手メーカーです。一般的な戸建・マンション用設備では、キャビネットやユニットバスパネルなどの素材にホーローを使っている点が大きな特徴です。

ミニキッチンはキャビネットの扉がオープンになった、車いす対応のものを取り扱っています。車いすのままでも使いやすいようにシンクは浅い造りで、照明や換気扇のスイッチも低い位置に集約されています。また、つかみやすい大型の水栓レバーを採用しています。

こちらのキッチンのキャビネットにホーロー素材は使われていませんが、シンプルなホワイトカラーや、木目調のものはアイボリーとミディアムの2色からデザインを選ぶことができ、物件の内装と合わせたコーディネートも可能です。

・本体サイズ:1200mm
・奥行:500mm
・価格:131,500円~

費用対効果を踏まえて検討しよう

キッチンが古くなってくると、ステンレスの傷が目立ってきたり、シンク下の収納の臭いが取れなかったりします。そうなると物件のイメージダウンにつながってしまうことがありますので、交換を検討しましょう。ユニット式で見た目もすっきりしたミニキッチンなら、部屋を圧迫することもほとんどありません。ミニキッチンの仕様は1口コンロが多いですが、1R・1Kでの一人暮らしを想定しているなら、仕様としては問題ないでしょう。

ただし、ミニキッチンを設置するために大きく間取りを変える必要があったり、周囲の内装工事の範囲が大きくなったりするなど、比較的大がかりになりそうな場合は、費用対効果をしっかりと検討する必要があります。既存のキッチンの配置のままで上手に交換できる方法があるか、さまざまなケースに対応してくれるリフォーム会社を選ぶことも大切です。

まとめ

ユニットタイプのミニキッチンは、サイズとしても一人暮らしに丁度よく、省スペースな点もメリットです。フルユニットなら、天井の高さが合えば間取りに左右されることなく手軽に設置できます。清潔感のあるミニキッチンは入居者からの印象もよく、使い勝手もよいため十分満足してもらえるでしょう。ターゲット層に合わせた本体サイズのミニキッチンを取り入れて、おしゃれなキッチンスペースを実現させてみてはいかがでしょうか。
岩野 愛弓

監修岩野 愛弓

【資格】宅地建物取引士

注文住宅会社に15年以上従事し、不動産売買業務の他、新築・リフォームの内外装
、家具・建具造作の現場監修を行う。オリジナルデザインの住宅を数多く経験。不動産・住宅専門の執筆活動も行っている。

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