衛生状態と安全を保ち、トラブルも回避! アパートの設置におすすめのゴミボックス7選

監修いしわた さとみ

  • 公開日:
  • 2019年11月21日
  • 更新日:
  • 2019年11月21日
衛生状態と安全を保ち、トラブルも回避! アパートの設置におすすめのゴミボックス7選
アパート周辺でゴミが散乱していると、衛生面や安全面の問題だけではなく、ご近所トラブルや入居者トラブルにも繋がります。そんなトラブルを回避するためにも、ゴミボックスを設置するのはおすすめです。この記事では、アパートにゴミボックスを設置しようと考えている大家さんに向けて、ゴミボックスの選び方、商品や設置方法を、注意事項などと一緒にくわしくご紹介していきます。

目次

ゴミ出しも入居を決めるポイントの1つ

最近では「敷地内にゴミ置き場が設置されているかどうか」も選択基準の1つとして、部屋探しをされる方が多いようです。ゴミ置き場にこだわりのない方でも、あたりに散乱したゴミを目にしてしまうと不安を感じるものです。地域住民の物件自体への心証も悪くなりかねないので、入居者確保の観点からも、建物の維持管理とあわせて気を付けたい点です。一定の戸数以上の集合住宅にゴミ置き場の設置を義務付けている市町村もありますが、コンパクトなゴミボックスであれば費用もそれほどかかりませんので、戸数に関わらずゴミ置き場の設置を検討してみてはいかがでしょうか。

ゴミボックスを設置した方が良い理由

なぜゴミ置き場が物件選びのポイントとなるのでしょうか。その理由について見ていきましょう。

1.衛生を保つため

まず初めに気になるのは、においですよね。ゴミ置き場がなければ生ゴミのにおいは広範囲に広がりますが、ゴミ置き場を設置することである程度のにおいは抑えることができます。ゴミボックスがない場所では、かぶせたネットの網目の間からカラスや猫が入り込み、路上にゴミが散乱してしまうことがあります。その様子は見た目にも不衛生ですし、生ゴミがあるとカラスやネズミばかりかハエやゴキブリまで集まってきます。入居者の安全・衛生のためにもゴミはきちんと隔離しておくことが望ましいでしょう。

2.安全確保のため

ゴミ置き場がないということは、誰でも簡単にゴミをあさることができるという状況です。そうなると、野生の犬や猫などが居住者の食べ残しを求めて住みついてしまうこともあり、1人暮らしの女性や小さなお子様のいるご家族は安心して生活することができません。また、市が指定するゴミステーションを利用する場合でも、早朝のひと気のない時間帯に1人でゴミを捨てにいくことに抵抗を感じる方は意外と多いもの。アパートの目の前にゴミ置き場があるというのは、やはり安心感が違うのです。

3.トラブル回避のため

ゴミ置き場がないとカラスや猫にゴミを荒らされるだけでなく、適当に投げ捨てられたゴミ袋の中身が路上に散乱していたり、隣地の敷地前までゴミが広がってクレームになったり、というご近所トラブルも決して少なくはありません。また、入居者ではない人が勝手にゴミを置いて行ってしまう場合もあり、町内会などからゴミ置き場の設置を求められる場合もあります。

ゴミボックスの種類

ひと口にゴミボックスと言っても、材質や形状・サイズなど、実にさまざまなタイプのものがあります。今空いているスペースに設置可能で、入居者が安心してゴミ出しをできるのはどのようなタイプのゴミボックスなのか、考えてみましょう。

ネットタイプ

スチールのメッシュで囲われたタイプのゴミボックスです。折りたたみ式でコンパクトなものが多く、比較的安価なので手軽に導入でき、簡単に設置・洗浄できるのが特徴。風通しがよいので中ににおいがこもりません。今までゴミを1か所に積み上げてカラスネットで覆っていたけれど、ゴミの山が崩れて中身が散乱するなど衛生面での悩みを抱えているマンション・アパートの大家さんにおすすめです。においが外へ流れやすいので、建物からできるだけ離れた回収のしやすい場所に設置しましょう。

囲いタイプ

周りの壁をコンクリートやブロックで造作し、既製の屋根と扉を設置するタイプのゴミボックスです。コンクリートブロックで三方を囲い、カラスネットで覆うだけの簡易的なものもありますが、屋根と扉できちんと仕上げたものは衛生面や安全面においてポイントが高いです。それだけでなく、ひと目見ただけではゴミ置き場とわかりづらく景観に溶け込みやすいというメリットもあります。外観にこだわったマンションや、敷地に余裕がなく建物に近接してゴミ置き場を設置する必要がある場合にもおすすめです。

屋根タイプ

全方位が壁と屋根でしっかり囲まれており、正面の引き戸を開けてゴミを出し入れするタイプのゴミボックスです。屋根のないゴミ置き場では、冬場、雪が積もるとゴミ袋が埋もれてしまいますし、上部や正面の扉から出し入れするタイプのゴミボックスでは、積雪によって扉の開閉ができなくなってしまうことも。その点、雪の影響を受けにくい屋根タイプのゴミボックスは降雪の多い地域にも適しています。大容量で、開閉してもゴミがなだれを起こしにくいため、居住者の多いマンションにもおすすめです。完全密閉のものはにおいがこもりやすいため、一部がメッシュになっているものやパンチングの空気穴がついたものを選択しましょう。

扉タイプ

最近のゴミボックスの多くは、カラスや猫などによるイタズラ防止のための扉が付いています。かがまずに立ったままゴミ出しや回収が行えるよう、屋根部分や正面の上部にある扉を開けてゴミの出し入れをするタイプのものが一般的です。スライド式の扉は見た目や使い勝手もよく、共用階段の下など上部スペースに余裕がない場所でもゴミの出し入れがしやすいと人気です。

物置タイプ

居住者の多い大型マンションや、何棟かのアパートが共同で利用するのに適したゴミボックスです。一般的な物置との違いは、においがこもるのを防ぐための空気穴がついていること。動物や鳥からゴミを保護するのと同時に、景観を維持する役割も果たしてくれます。ただし、大型なので設置にはある程度のスペースが必要です。敷地に余裕があるか、もしくはプランニングの段階であらかじめ配置を計画しておく必要があります。

ゴミ置き場の設置基準と申請

マンションやアパートなど共同住宅のゴミ置き場は、誰でも自由に設置できるというわけではありません。全国の各市町村などによって決まりがあり、地域によっては関係所管との事前協議や申請書の提出が必要な場合もあります。東京都調布市を例に挙げると、ゴミ置き場の設置について以下のように定められています。

4戸以上の集合住宅または延床面積100平方メートル以上の事業用建物を建築される予定の事業主等の方は、ごみ置場の設置について、ごみ対策課と、事前の打ち合わせ、事前協議確認書の提出が必要です。

引用:ごみ置場の設置|調布市

かつ、完了検査後、収集希望日の2週間前までにゴミ収集の申し込みを行うこととされています。また、設置の基準として以下に該当している必要があります。

1.道路に面した敷地内
2.段差及び傾斜のない場所
3.周辺環境や交通状況、近隣との関係性やゴミ収集に配慮した場所

参考:ごみ置場の設置|調布市

ゴミ置き場の設置を検討される際には、事前に市区町村や所管となる各機関に確認を行うようにしましょう。

種類別:ゴミボックスおすすめ商品

ここからは、おすすめのゴミボックスを種類別にご紹介していきます。

【ネットタイプ】テラダ:ゴミステーション GM-120N

折りたたみ式のコンパクトなゴミボックス。組み立てが簡単なのでスムーズに設置できます。上部を開閉するタイプなので、狭いスペースにも設置可能。四方がメッシュ張りなので、外からゴミボックスの中の状況を把握しやすく、居住者のゴミ分別意識を高めることができるのもメリットの1つ。スチール製ですが亜鉛メッキで仕上げてあるため防錆効果は高く、衛生面でも問題はありません。比較的安価なので、ゴミボックスの選択に迷ったら試験的に導入してみるのもよいかもしれません。
メーカー株式会社テラダ
商品名(型番)ゴミステーション GM-120N
材質鉄(亜鉛メッキ仕上)
容量495リットル
定価39,000円

【囲いタイプ】四国化成:ゴミストッカーUT1型

屋根と扉がセットになったゴミボックス。屋根はメッシュとフラットの2種類ありますので、設置する場所によって適したタイプを選択しましょう。壁はコンクリートブロックなどで造作しますが、外壁と同じサイジングやタイル、塗装で仕上げをすることで、違和感なく建物との一体感を出すこともできそうです。
メーカー四国化成工業株式会社
商品名(型番)ゴミストッカーUT1型
材質壁:コンクリート、ブロック、扉・屋根:メッシュ
容量5,180リットル/9,800リットル
定価368,000円~

【屋根付タイプ(1)】ヨドコウ:ダストピット DPMA-2200

奥行きが浅く、跳ね上げ・スライド式の扉で大容量ながら省スペースを実現した据え置きタイプのゴミボックス。前面上部からゴミを出し入れするため、ゴミ出し・回収が容易です。スチール製のゴミボックスは一般的に扉も重くなりがちですが、このダストピットは握りやすいハンドルとガススプリングを採用した軽い上ぶたで、簡単に開閉することができます。前部の腰板と床は取り外しが可能なので、ゴミの回収がしやすく掃除も楽に行えます。
メーカー株式会社淀川製鋼所
商品名(型番)ダストピットMタイプ DPMA-2200
材質ガルバリウムカラー鋼板、亜鉛めっき鋼管・粉体塗装仕上げ
容量2,200リットル(45リットルゴミ袋48ヶ相当)
定価22,000円

【屋根付タイプ(2)】ヨドコウ:ダストピット DPH-2608

ウォークインタイプの大容量ゴミボックス。全方位の壁がパンチングになっているため風通しがよく、ボックスの中にイヤなにおいがこもりません。枠組みはヨドコウが独自開発したプレコートカラー鋼板。スチール製ながら錆に強く耐久性にも優れています。広い開口を確保できる引き分け戸で、開閉がスムーズなステンレス製の下レースを採用。ゴミ出しや回収の際に出入りしやすい工夫が随所に施されていますね。床には別途土間コンクリートを施工する必要がありますが、内部に立ち水栓を設置することで掃除もしやすくなり、ピット内をいつまでも清潔に保つことができます。
メーカー株式会社淀川製鋼所
商品名(型番)ダストピットHタイプ DPH-2608(一般型)
材質プレコートカラー鋼板、前面、側面、後面に丸穴パンチング
床面積2.27m2(0.69坪)/15世帯用
定価75,000円

【扉タイプ(1)】ナカノ:ダスポン スライドシリーズSD-2090(M-Type)

メタリックなボディで入居者や内見者を魅了する、オールステンレスのスタイリッシュなゴミボックス。2018年にはグッドデザイン賞を受賞しました。ステンレス加工の技術を最大限に発揮し、利用者や回収業者の声を反映してつくり上げた形状はとても使いやすく機能的。その外観により周囲の景観を損なわないだけでなく、オールステンレスの清潔感、オプションで鍵をつけることもできる安心感から、デザインにも機能性にもこだわりたい入居者からは、高評価が期待できそうです。超小型から大型まで6つのサイズ展開で、コンパクトなアパートから大型マンションまで設置可能です。
メーカー株式会社ナカノ
商品名(型番)ダスポン スライドシリーズSD-2090(M-Type)
材質-
容量約2150リットル(45リットルゴミ袋47個)
定価-

【扉タイプ(2)】四国化成:ゴミストッカーWP型

木の風合いと温かみのある柔らかな形状が魅力の、おしゃれなデザインが人気の木質系ゴミボックス。木目調の部分は本物の木ではなく、デッキなどにも使用される木質樹脂なので、耐久性に優れていて、お手入れも簡単です。もちろん水洗いも可能。内側の見えない部分は、軽量かつ外部サッシにも使用されるほどの耐久性を持つアルミ製です。おしゃれなデザインで簡易鍵が付いているため、外観や景観の良さを重視し、同時にセキュリティも担保されています。
メーカー四国化成工業株式会社
商品名(型番)ゴミストッカーWP2型 木質樹脂タイプ GWP2-1814-08MB
材質木質樹脂
容量1,250リットル
定価-

【物置タイプ】 タクボ物置:クリーンキーパー

32種類のサイズバリエーションを持つ、大型ゴミボックス。特殊亜鉛鋼板に高級焼付塗装を施した錆に強く耐食性に優れた材質に、屋外使用でも砂でレールが目詰まりするトラブルの少ない連動吊り戸と、機能性は抜群です。吊り戸にはパンチングの空気穴が開けられているため、生ごみのにおいが充満する心配もありません。その空気穴は子供が指を入れて怪我をしたり、外からタバコが投げ込まれたりという事故のないよう、細心の配慮のもとで設計されているところもポイントです。最大2坪という広さで、中にコンテナやポリバケツを置いて細かく分別回収することも可能。ゴミの管理がしやすく、外からは内部がいっさい見えないため周囲の景観を乱すこともありません。
メーカー株式会社田窪工業所
商品名(型番)CKシリーズ クリーンキーパー
材質アルミ+スチール、アルミ
容量約400リットル~約610リットル
定価-

まとめ

衛生面、安全性、そして近隣トラブル対策。こうしたさまざまな理由から、アパートやマンションへのゴミ置き場設置を求める入居者が増えています。今回ご紹介したゴミボックスの種類を参考に、入居者のターゲット層や居住世帯数、地域、建物の外観や周辺環境も考慮しながら、予算に応じて最適なゴミボックスを選びましょう。
いしわた さとみ

監修いしわた さとみ

【資格】宅地建物取引士/2級建築士/既存住宅状況調査技術者/ホームステージャー

建築設計事務所、不動産会社、建設会社等での勤務を経て、現在は不動産・住宅・建設ライター、住宅営業、建設CADオペレーターとして活動。実家は建築屋。主婦で3児の母。

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