騒音トラブルは事前の対策が大切です!
入居者を守るための策を準備しましょう。
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※ページ下部の「賃貸経営一括相談および土地活用プラン一括請求サービスの注意点」をご確認いただいたうえ、ご利用ください。
目次
事件に発展することもある騒音トラブル
生活の中で発生する音には、冷蔵庫、洗濯機、乾燥機、掃除機など家庭用機器からの騒音のほか、話し声・泣き声・笑い声、跳びはねる音など生活行動にともなう音など、これ以外にもさまざまなものがあります。
環境省が作成した「生活騒音」のパンフレットには、以下のように騒音の目安が示されています。この目安から考えれば、40㏈以上となるとアパート・マンションでは騒音といえるでしょう。
目安はあくまでも目安ととらえて、入居者から騒音についての苦情が発生した場合には、「たかが騒音」と考えずに、迅速に真摯に対応するように心がけましょう。
騒音トラブルがあったら…対処法と流れ
現状の把握
騒音の苦情の元となっている騒音が、「実際に発生しているのか、していないのか」を確認するとともに、騒音が実際に発生しているのであれば、「騒音が発生している時間」、「騒音のレベル」などを確認して、記録を取りましょう。
入居者への周知とヒアリング
また、通報者以外の入居者にも、騒音についてのヒアリングを行い、同様の苦情を感じている入居者の有無も確認しておくとよいでしょう。
【お知らせ例文】
マンション内の騒音について
前略、平素はアパート管理にご協力を賜り誠にありがとうございます。
この度、入居者さまから深夜に大きな音が響き、睡眠の妨げになっていると相談が寄せられています。心当たりのある入居者さまは十分注意をお願いします。
対象者への改善依頼
その際、一方的に対象者を責めるのではなく、証拠も示したうえで、改善の方向性を一緒に考えるスタンスで対応されることをおすすめします。ただし、何度も改善依頼をしても改善の様子が見られない場合には、警察への相談および通報も視野に入れましょう。
通報者への報告
騒音トラブルで大家さんが注意すべきこと
客観的な判断
結果の記録
いざという時に、迅速に対応できるように、騒音のレベル計測、記録ができる、騒音計測器や録音機をあらかじめ購入しておくとよいでしょう。
専門家への相談も考えておく
また、管理業務も大家さんみずから行っている場合には、入居者トラブルに対応実績のある管理会社や弁護士など、トラブル解決の専門家に相談できる準備も日頃から整えておくと安心です。
騒音トラブルを防ぐための事前対策
マナー同意書
このマナー同意書をとりつけておくことで、新しく入居される方は安心感を持ちますし、騒音トラブルなどのマナー違反を生じさせてしまった方への改善および退去依頼の根拠を有することができます。マナー同意書の内容については、管理会社や弁護士に相談されてみるとよいでしょう。
定期借家契約
騒音トラブルなどを生じさせる入居者には、契約期間終了後に退去を促せる方法ではありますが、一定期間で退去をしなければならないのではないか?という不安から、入居者が集まりにくい可能性も有している点には注意が必要です。
入居者への声掛け
そのような意識を持ってもらうためにも、大家さん並びに管理会社からだけでなく、入居者間でも声掛けができる環境づくりに努めてみましょう。
騒音トラブルが生じてから対応を始めるのではなく、事前にできる対応を考えておきましょう。事前に対応を講じておくことによって、騒音トラブルそのものを回避することもできますし、騒音トラブルが生じても迅速に対応できます。
騒音トラブルが解決できない時の相談先
しかし、自分で何とかなるだろうと思って対応したものの、解決につながらなかったという場合には、管理会社または弁護士に相談してみましょう。
管理会社へ管理委託を行っていなかったり、弁護士は敷居が高いと感じたりする場合には、賃貸経営の無料相談サービス利用を検討してみるのも一案です。
大切なことは、大家さん一人でトラブル抱え込まないことです。専門家に相談しながら、トラブル解決に向けての対応を進めていきましょう。
まとめ
今後同じようなトラブルが生じないために、改善策を講じることにより、入居者の満足度を上げるチャンスでもあります。いざという時に迅速な対応ができるよう、入居者の住環境を守る大家さんとして、あらかじめできる準備を整えておきましょう。
騒音トラブルは事前の対策が大切です!
入居者を守るための策を準備しましょう。
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この記事の監修者
AFP/社会福祉士/宅地建物取引士/金融広報アドバイザー
日本社会事業大学 社会福祉学部にて福祉行政を学ぶ。大学在学中にAFP(ファイナンシャルプランナー)、社会福祉士を取得。大学卒業後、アメリカンファミリー保険会社での保険営業を経て、(マンションデベロッパー)にてマンション営業、マンション営業企画に携わった。その後、2008年8月より独立し、現在、自社の代表を務める。
騒音トラブルは、早期対応が大切です。ただし、騒音についての苦情を寄せた入居者の言い分を鵜吞みにして、騒音元となっている入居者に直接改善を求めるのはトラブルを大きくする元です。手順を追って、冷静に対応するように心がけましょう。