賃貸の外構リフォームは差別化や空室対策に有効!目的別アイデアをご紹介

2023.09.20更新

この記事の監修者

岩野 愛弓

岩野 愛弓

【資格】宅地建物取引士

賃貸の外構リフォームは差別化や空室対策に有効!目的別アイデアをご紹介

外構リフォームが必要な理由について、外構リフォームの種類や費用相場などについてご紹介します。

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目次

外構リフォームが空室対策につながる理由

空室対策としての外構リフォームには、次のような3つのメリットが考えられます。

・入居者の利便性
・競合物件との差別化
・物件の付加価値

外構リフォームで駐輪場やゴミ置き場、宅配ボックスなどを設置すれば入居者にとって便利な設備が増えます。それは競合物件との差別化にもつながり、物件を比較検討する際に有利に働くことが期待できます。

また、さまざまな外構設備を整えていることは、物件としての付加価値も高めることにつながりますから、見た目の印象はもちろん設備の充実度でも興味を引くことが可能です。内装の設備を充実させることも空室対策には有効ですが、むしろライバルがあまり手をかけない外構をしっかりと整備することでイメージアップにつながるでしょう。

【目的別】外構リフォームのアイデア

ここからは「利便性を高めること」「イメージアップにつながること」をポイントとして、外構リフォームのアイデアをご紹介していきます。入居者のターゲット像や敷地の立地条件などに合わせて参考にしてください。

利便性アップにつながる外構リフォーム

主に入居者の利便性アップにつながる外構リフォームです。

ゴミボックス

集合住宅で気を付けたいのがゴミの管理です。ゴミボックスを設けることで、物件の美観にも貢献しますし、入居者も安心してゴミ出しができます。ゴミの管理は意外と面倒なもので、大家さんが同居して直接管理している場合ならいつでも目が行き届きますが、離れた場所にある場合は、ゴミの管理は入居者のマナーに左右されることになります。

建物の前でゴミが散乱したりすれば、入居者からも近隣の住人からも印象が悪くなってしまいます。また、季節によっては臭いの要因にもなりますので、中身が見えにくいゴミボックスを設置することで、入居者がゴミの管理に協力的にもなりマナーも守られやすくなるでしょう。なお、ゴミボックスの設置は集合住宅の規模などによって事前の届けが必要な場合があります。各市町村に確認してから進めるようにしましょう。

・設置の費用相場は2万円台~
ゴミボックスについては、こちらの記事も合わせてご覧ください。

駐輪場

都市部のアパート・マンションや、学生向けの集合住宅の場合、自転車を所有していることが多く、駐輪場を整備している物件は興味を引きます。自転車とはいえ、趣味を持っている方は高額なロードバイクを所有していたり、子育て世帯では電動自転車を利用していたりします。雨に濡れない屋根付きの駐輪場や、サイクルポートで整理された駐輪場なら、競合物件との差別化も図れるでしょう。

敷地内にまとまった駐輪場が確保できない場合は、数台ずつ駐輪できるスペースを分散させる方法もあります。ファミリー世帯は、家族の人数分で自転車を所有しているケースも少なくないため、スペースにゆとりを持って計画することをおすすめします。

・設置の費用相場は3台で5万円~
駐輪場については、こちらの記事も合わせてご覧ください。

宅配ボックス

不在の場合でも荷物が受け取れる宅配ボックスは、再配達の日程の調整の手間もなく、配達員との対面接触もないため注目されている設備です。シングル世帯や共働きのファミリー世帯では、日中に配達される荷物を受け取ることができず、急ぎの荷物でも受け取りに時間がかかってしまうなど不便を感じている方は少なくありません。

あらかじめ宅配ボックスを備えた物件なら、帰宅時間に左右されることなくいつでも荷物が受け取れます。また、小さな子どもだけで留守番させている家庭でも、対面せずに荷物が届きますから、防犯面でも安心感があり入居者の利便性が高まります。宅配ボックスには大きく分けて「ダイヤル式」「コンピューター式」の2種類があります。防犯性が高いのはコンピューター式になりますが、設備コストも高くなるため費用対効果を考慮して個数なども選択すると良いでしょう。

・費用相場(工事費用込み)は4つで25〜60万円程度

バリアフリー

賃貸物件の立地条件によっては、敷地と道路との段差が生まれたり、駐車場や駐輪場から階段を使って建物に入ったり、車椅子やベビーカーを利用する入居者には不便になることがあります。入居者の日常的な使い勝手を向上させるために、スロープを設置してバリアフリーにすれば、立地条件が多少不便な場所でも物件の候補になることができます。スロープを設置している物件はまだまだそれほど多くないため、競合との差別化も期待できます。

スロープを設置する際には、入居者が使いやすいようにきちんとシミュレーションして計画することが大切です。また、雨、雪などの天候でも危険が及ばないように手すりの設置も検討しましょう。

・費用相場:スロープ設置(50万程度~)

印象アップにつながる外構リフォーム

次に、物件のイメージアップが期待できる外構リフォームです。建物の外観の美観だけではなく外構も合わせて整えることで、敷地全体の佇まいが好印象になります。

ブロック塀

ブロック塀は隣家と敷地の境界を示す役割を持っていますが、デザイン性のあるブロック塀を作ることで、物件の外観に重厚感も生まれ印象も良くなります。また、隣家との境界を設けることで、容易に敷地に入ることができなくなり防犯性の高い物件であることをアピールできます。

スタンダードなブロック塀でも良いですが、建物とブロック塀のデザインイメージを統一したものにすれば、おしゃれな雰囲気が感じられ近隣から好印象を持たれることが期待できるでしょう。

・費用相場:材料・取り付け費用込みで1~1.5万/m2

フェンス・スチールメッシュ

フェンス・スチールメッシュを利用して、外部侵入者から守られる防犯対策にしっかりと対応した物件として印象付けることができます。最近は、年齢層や性別にかかわらず防犯面の設備を重視する入居者が増えています。とくに1階の入居者は隣家や道路からの視線が気になりやすい環境ですから、外構で目隠し対策ができているとプライバシーの面でも安心感があるでしょう。

・費用相場:フェンス 1~3万/1枚
フェンス支柱 2千円/1本
取り付け費用 5千円~1万円程度

フェンス・スチールメッシュについては、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。合わせてご覧ください。

植栽

賃貸物件での植栽は、一般的にあまり力を入れられていないことが多いですが、物件のイメージアップを図るためには、とても効果的な方法です。エントランス周りなど外部からもよく注目される場所に植栽をすることで、季節感も感じられ建物の雰囲気も良くなります。

植栽の分量は多ければより雰囲気も良くなりますが、落葉したり害虫が付いたり管理しなければならない量も増えていきます。こまめに管理できない場所であれば、落葉しない植物などを選択し、シンボルツリーなど限られた範囲で演出することがおすすめです。

・費用相場:10万~

外壁塗装・リフォーム

外回りのリフォームとして代表的なものといえば、外壁塗装や張り替えなどです。外壁は一定の年数で定期的にメンテナンスが必要なものです。とくに賃貸物件ともなれば、できるだけ美観を保ち、しっかり管理されている印象を与えることは重要です。

内装は退去時の原状回復や水回りの入れ替えリフォームなどで、部分的にたびたびリニューアルされる機会がありますが、外装となると全体的に手を加えることとなるため、後回しにしがちです。本格的に老朽化してしまうと、かえって大規模な修繕につながるリスクもあるため、計画的に対処することが望ましいでしょう。

・費用相場:塗装 費用相場1,000~30,000円/m2 (おおむね50~150万)

外壁塗装・リフォームについては、こちらの記事でも詳しくご紹介していますので合わせてご覧ください。

外構リフォームが補助金の対象か確認しよう

外構リフォームが空室対策に有効であることはわかっていても、あまり費用はかけられないと考えている大家さんもいらっしゃるでしょう。実は、リフォーム工事として施工することで、補助金の対象となることも可能です。国や地方自治体には、リフォームを対象とした補助金があるので、物件がある住所地の自治体で事前に調べることをおすすめします。補助金が対象となれば、費用負担が減り、その分リフォーム内容も広げることもできるでしょう。

なお、リフォーム補助金についてはこちらの記事でもご紹介しています。補助金などの制度は毎年変わることもあるので、最新の情報を確認してから進めるようにしましょう。また、家賃収入で確定申告をしている大家さんは、リフォームした際に経費計上ができますので、こちらも忘れずに行いましょう。

まとめ

今回は、空室対策のための外構リフォームについて、種類や費用相場などについて紹介しました。大掛かりではないものもありますが、入居者にとっては利便性の高い内容も多く、物件を比較検討する際には、意外と便利な設備が決め手となることもあります。近隣の競合物件の環境もチェックしながら、ご自身の物件に合う効果的な外構リフォームを進めてみてはいかがでしょうか。

リフォームを行う際には、専門的なアドバイスをしてくれる依頼先がおすすめですが、自分ではなかなか探すことが難しいケースもあるでしょう。そのような大家さんには、リフォームの一括無料見積もりサイト「リショップナビ」のご利用がおすすめです。一度の操作で複数社の見積もりを依頼することができ、内容を比較検討することが可能です。評判を確認することもできますので、理想的な依頼先を見つけることができるでしょう。
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この記事の監修者

岩野 愛弓

岩野 愛弓

【資格】宅地建物取引士

注文住宅会社に15年以上従事し、不動産売買業務の他、新築・リフォームの内外装、家具・建具造作の現場監修を行う。オリジナルデザインの住宅を数多く経験。不動産・住宅専門の執筆活動も行っている。

●紹介されている情報は執筆当時のものであり、掲載後の法改正などにより内容が変更される場合があります。情報の正確性・最新性・完全性についてはご自身でご確認ください。
●また、具体的なご相談事項については、各種の専門家(税理士、司法書士、弁護士等)や関係当局に個別にお問合わせください。