ファミリー向け物件のキッチンリフォームではどんなキッチンがおすすめ?

2023.09.21更新

この記事の監修者

逆瀬川 勇造

逆瀬川 勇造

【資格】AFP/2級FP技能士/宅地建物取引士/相続管理士

ファミリー向け物件のキッチンリフォームではどんなキッチンがおすすめ?

ファミリー向け賃貸物件の空室対策でキッチンリフォームを検討中の大家さんへ、キッチンの種類やリフォーム方法をご紹介します。

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目次

時代と共に変化しているキッチンの形

時代の変化と共に、家族の形やライフスタイルも変わってきました。それに伴い、住宅におけるキッチンの在り方も変わってきています。例えば、過去、「家事は主婦の仕事」というのが一般的な考え方だった時代、キッチンは北側の薄暗い一角に置かれているのが一般的でした。これは、冷蔵庫が満足に普及していない時代に陽があたって食材を腐らせてしまうのを防ぐ目的もありますが、女性の地位の低さもその理由の1つと考えられます。

時代は流れ、女性の社会進出と共に家事の利便性が求められるようになり、ダイニングの近くにキッチンが配置されることが多くなりました。今でも「キッチンを北側に持ってくる」ことはそう珍しいことではありませんが、ダイニングやキッチンと近くなったことでぐっと存在感が大きくなりました。

さらに時代は進み、男性が料理をすることも珍しくなくなり、また家族と一緒に料理を楽しみたいといった要望から、対面式キッチンやオープンキッチンが好まれるようになり、「家の中心がキッチン」といった間取りも多くなっています。

キッチンリフォームは空室対策に有効?

キッチンの在り方は時代の変化と共に大きく変わりました。最近の新築物件では、対面キッチンやIHコンロを導入しているのもが多く、「キッチンを中心とした家事動線のよい間取り」が好まれるようになっています。

こうした時代にあって、特に築年数が30年を超えるような古い物件では、古い設備のままでは新しい物件に勝てなくなってきています。このような物件では、キッチンリフォームを実施することで空室対策につなげることができるでしょう。

また、築年数が10年~20年程度の物件でも、「ファミリー向け物件なのに壁付けキッチンやガスコンロ」の物件は、対面式キッチンやIHコンロにリフォームすることで空室対策につなげられるはずです。

ファミリー向け物件選びで注目されるポイント

ファミリー向け物件において重視したいのが、「お子様のことを優先して考えること」です。物件選びの際に、お子様の環境を第一に考えて物件選びされることが多いからです。具体的には、学校までの距離や収納の多さ、下の階や隣の部屋に音漏れしないような家かどうかなどを気にする方が多いです。

また、キッチンを重視するご家庭も多いです。対面式キッチンやカウンターキッチンであれば、お子様の様子をみながら家事に取り組むことができ、室内での事故を減らせるのがその理由の一つだと言えるでしょう。

キッチンリフォームを行う前に調べておくこと

キッチンリフォームは実施する前に入念に調査し、適切な計画を立てることが大切です。

リフォームのイメージを固めよう

まずは、どのようなキッチンリフォームが必要で、リフォーム後にはどのようなコンセプトの部屋になるのかなどそのイメージを固めます。その際には、リフォームの規模別に以下のように分けて考えるとよいでしょう。

・大規模リフォーム
・プチリフォーム
・セルフリフォーム

1. 大規模リフォーム

キッチンの大規模リフォームとしては、キッチンを丸ごと交換する工事が該当します。特に、壁付けキッチンを対面キッチンやカウンターキッチン、オープンキッチンにする場合は工事が大掛かりになります。

2. プチリフォーム

キッチンを換えるのではなく、レンジフードや水洗レバー、食洗器の交換など部分的にリフォームする工事です。費用を安く抑えることができます。

3. セルフリフォーム

セルフリフォームとはその名の取り自分でリフォームする工事です。技術や知識があるのであればキッチンを丸ごと交換することもできますが、特に電気工事や配管工事に関して知識のないまま実施してしまうと取り返しのつかないことになることもあります。

業者に依頼するより、かなり割安に工事できますが、通常は水洗レバーの交換など部分的なリフォーム程度と考えておいた方がよいでしょう。

キッチンリフォームにかかる費用感を知ろう

キッチンリフォームの工事の規模間についてイメージがついたらそれぞれの費用を算出します。費用感については、以下のページを参考にしてみてください。

参考:キッチン リフォームの費用・相場|価格.com

家賃収入で回収できる金額で予算を決めよう

リフォームの規模と費用を算出したら、それを家賃収入で回収できるか計算しましょう。例えば、家賃5万円の物件で予算50万円であれば、約1年で、予算150万円であれば3年程で費用を回収できることになります。但し、この計算方法だと回収期間中はローン返済資金や修繕費など捻出できないことになります。

そこで、費用の回収については「キッチンリフォームを実施しなければ下げなければならなかったであろう家賃差額」と「キッチンリフォームを実施したことで上げられた家賃差額」をキッチンの耐用年数(概ね10~15年程)に掛け合わせる方法がおすすめです。

例えば、キッチンリフォームしなければ家賃を3,000円下げないと次の入居者を見つけられなかったという場合、

3,000円×12カ月×10~15年=360,000~480,000円

キッチンリフォームを実施したことで5,000円家賃を上げられたのであれば、

5,000円×12カ月×10~15年=600,000~900,000円

となります。
両方あるのであれば足し合わせるとよいでしょう。

ファミリー向けキッチンの種類

最後に、ファミリー向けのキッチンとして、以下の3種類をご紹介します。

・アイランド・ペニンシュラキッチン
・I型・壁付・L型キッチン
・独立型キッチン

1. アイランド・ペニンシュラキッチン

アイランドキッチンとは、キッチンが島のように独立しており、キッチンの周りを回遊できるのが特徴です。広いスペースが必要で、キッチンがLDKの中心となるのが一般的です。

次に、ペニンシュラキッチンは島(アイランド)の片側が壁についた半島(ペニンシュラ)という意味を持つもので、対面キッチンと言い換えてもよいでしょう。アイランドキッチンより必要なスペースが小さいながらも開放感があります。

アイランドキッチンにせよ、ペニンシュラキッチンにせよ、家事をしながら家族とコミュニケーションを取ったり、見守ったりできることからファミリー向けキッチンとして人気が高いです。

2. I型・壁付・L型キッチン

壁付けキッチンとはキッチンが壁についているタイプのキッチンで、背面キッチンとも呼ばれ、対面キッチンと対をなします。

I型キッチンは縦長のキッチンでキッチンの一面が壁についていますが、L型キッチンはL字型のキッチンとなっており、キッチンの二面が壁につきます。「家事をしながら家族を見守れる」という対面キッチンのメリットがありませんが、スペースを大きく確保しやすいのがメリットです。

3. 独立型キッチン

独立型キッチンは壁でキッチンを囲って居室から独立させたタイプのもので、中を見られたくないという方にとってメリットの大きいキッチンです。

キッチンが壁に覆われているため、家族とのコミュニケーションが取りにくいというデメリットがありますが、小さなお子様もキッチンに入ってくる危険性が少ないというメリットにもなります。

家族を見守りたい、家族とコミュニケーションを取りたいといった要望が多いようであれば、壁の一部を壊してリビングやダイニングとひとつながりにするのも1つの方法です。壁を壊すだけであれば5~10万円程度の工事費で十分です。

まとめ

ファミリー向けキッチンについて注目されるポイントや事前に調査、計画しておきたいこと、ファミリー向けキッチンにおすすめのキッチンなどお伝えしました。

最近では、特に小さなお子様のいる家庭を中心に対面キッチンが人気で、実際多くの新築物件では対面キッチンが採用されています。独立型キッチンや壁付キッチンの場合で、ファミリーをターゲットにしているという場合、対面キッチンへのリフォームを検討することで効果的な空室対策とできるでしょう。
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この記事の監修者

逆瀬川 勇造

逆瀬川 勇造

【資格】AFP/2級FP技能士/宅地建物取引士/相続管理士

明治学院大学 経済学部 国際経営学科にてマーケティングを専攻。大学在学中に2級FP技能士資格を取得。大学卒業後は地元の地方銀行に入行し、窓口業務・渉外業務の経験を経て、2011年9月より父親の経営する住宅会社に入社し、住宅新築や土地仕入れ、造成、不動産売買に携わる。

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