物件の弱点をなくすのではなく強みに変える!
空室対策のアイデアをご紹介します
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※ページ下部の「賃貸経営一括相談サービスの注意点」をご確認いただいたうえ、ご利用ください。
目次
把握していますか?あなたの物件の強みと弱み

「一人暮らしに関する意識調査」((公社)全国宅地建物取引業協会連合会・(公社)全国宅地建物取引業保証協会/2018年3月)によると、以下のような結果になっています。
【部屋探しの際に「建物」で重視するポイント】
2位「日当たり」52.7%
3位「築年数」41.7%
【部屋探しの際に「環境」で重視するポイント】
2位「駅が近い」55.5%
3位「学校・職場に近い」41.5%
性別や年代でニーズは異なる
「コンビニ・スーパーなどの有無」と「駅が近い」は、全年代においてニーズが高くなっています。また、「学校・職場に近い」は、一人暮らしの有無に関係なく18~29歳が重視する要素となっているようです。年代が高くなると、「静けさ」「公園などの自然環境」を重視する傾向もあります。
この調査を見るとわかるように、入居者としてどの年代層をターゲットとするのかによって、所有する物件の強みの見せ方は変わってきます。大家さんとしては弱みであると思っているポイントも、ターゲット層によっては、強みに変わる可能性もあるということです。だからこそ、ターゲット層への効果的な見せ方を考えるためにも、まず所有する賃貸物件のポテンシャルについて、客観的に把握することが大切なのです。
弱みを強みに変える空室対策アイデア

1階
仮に、エレベーターがあっても、部屋に忘れ物1つ取りに帰るといった些細なことでも、エレベーターを待つ時間が必要になります。つまり1階は、部屋の出入りがラクであると言えますし、災害時には、いち早く避難もできます。また、下階がないため、みずからが発生させる生活音がほかの入居者へ与える影響も少ないでしょう。
このような、メリットが訴求できるのは、高齢者や小さな子供のいる世帯などがあげられます。1階部分を「高齢者専用フロア」などと銘打ち、警備システムの導入など、セキュリティ面を考慮した上で、1階の魅力を訴求してみてはいかがでしょうか。
エレベーターがない
しかし、健康のために、エレベーターがあっても階段を利用するという人はある程度います。そのような人に、お得な物件と考えてもらえるように、エレベーターがない物件では、低層階と高層階で、家賃の差をつけておきましょう。もしも、高層階からの眺望がよければ、ほかの部屋よりも安くその眺望を得られるというメリットも訴求することができます。
エレベーターは、通勤、通学時間になると非常に混雑しますし、災害時には使用することができません。エレベーターには、このようなデメリットがあることを不動産会社から入居検討者に伝えてもらうようにしておくことが大切です。なお、4階、5階まで階段の昇降があまり苦にならないのは主に若年層でしょう。低層階と高層階で家賃に差をつけても、空室が埋まらない時には、高層階のみ、若年層に人気のある設備を導入することも一案です。
築古物件
ただ、築古物件でも、内装や間取りを現在のニーズに合わせてフルリフォームしてあり、築古物件とあまり感じさせない物件もあります。また、ある物件ではフルリフォームとまではいかないまでも、入居時に古さを感じさせる設備の交換やクロス交換をされることで物件イメージを向上させているケースもありました。このように、計画立ててリフォームなどを行い、物件価値の維持に努めることも築古物件では大切なことです。
とはいえ、リフォームなどには、費用がかかるので今すぐには難しいという場合もあるでしょう。その場合には、「入居者自身が自由に部屋をカスタマイズできる物件」であるDIY可物件として入居者募集をするのも一案です。
駅から遠い
しかし、すべての方が、駅を毎日利用するとは限りません。先にあげた調査では、【部屋探しの際に「環境」で重視するポイント】として「学校・職場に近い」をあげる方が41.5%あります。つまり、このポイントを重視される方にとっては、駅から遠いと言うのは優先順位が低い可能性があります。
所有されている物件の近隣に、大学や専門学校、会社などがありませんか?そこに通学、通勤されている方をターゲットとして、「〇〇学校至近」などのPRをし、その年齢層に人気のある設備やサービス(WIFI無料など)の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
また駅前から離れると、閑静な住宅街となっていることもあるでしょう。ニーズが高いものの、物件数が少ないペット可物件にするなど差別化を図り、「静けさ」「公園などの自然環境」を重視する傾向のある、年代が高い方への訴求を行うのも一案です。
空室は”弱点”が原因じゃない!基本的な空室対策も忘れずに

客観的に所有物件の強みを考えよう
近隣類似物件の調査をしてみよう
管理会社にも相談してみよう

まとめ

物件の弱点をなくすのではなく強みに変える!
空室対策のアイデアをご紹介します
賃貸経営のお悩みはプロに相談!
プラン提案を受けてみませんか?
70社以上の有力管理会社が大家さんのお悩み解決をサポート
※ページ下部の「賃貸経営一括相談サービスの注意点」をご確認いただいたうえ、ご利用ください。
この記事の監修者

キムラ ミキ
【資格】AFP/社会福祉士/宅地建物取引士/金融広報アドバイザー
日本社会事業大学 社会福祉学部にて福祉行政を学ぶ。大学在学中にAFP(ファイナンシャルプランナー)、社会福祉士を取得。大学卒業後、アメリカンファミリー保険会社での保険営業を経て、(マンションデベロッパー)にてマンション営業、マンション営業企画に携わった。その後、2008年8月より独立し、現在、自社の代表を務める。