空室対策や入居者満足度向上のためには、
入居者とコミュニケーションが大事!
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※ページ下部の「賃貸経営一括相談サービスの注意点」をご確認いただいたうえ、ご利用ください。
目次
入居者とコミュニケーションをとっていますか

管理には手間がかかることから、多くの大家さんが管理会社に管理業務を委託していると思いますが、管理を委託すると、手間から解放される反面、入居者とコミュニケーションをとる機会が少なくなってしまうデメリットもあります。
コミュニケーション能力は賃貸経営には大切!
一度コミュニケーションをとることへの苦手意識を克服して、入居者との交流に慣れてしまえば、将来的に入居者が入れ替わった際にも、スムーズにコミュニケーションをとることができます。ぜひこの機会に入居者とのコミュニケーションの取り方を考えてみてはいかがでしょうか。
大家さんが入居者とコミュニケーションをとったほうがいい理由とは

賃貸経営の中で小さなことのように感じますが、継続して実施することでさまざまなメリットがあるので、入居者とは積極的にコミュニケーションをとることをおすすめします。
長期入居・退去予防に有効
賃貸借の契約期間は通常2年間ですが、2年未満で退去する人もいれば、契約更新して2年以上住み続けてくれる人もいます。入居者の住み心地や物件への満足度によって、入居期間も影響を受けます。大家さんと入居者との間でしっかりとコミュニケーションがとれていると、入居者に安心感を与え、長期の入居につながる可能性は高いでしょう。その結果、契約を何度も更新し、10年以上退去せずに入居し続けてくれる人もでてくるでしょう。
安心・安全をアピールできる
トラブル予防につながる
ところが、いっさいコミュニケーションがとれていない状況だと、設備修繕に少し時間がかかっただけで入居者の反感を買ってしまうこともあります。結果的にクレームになって、退去される可能性も出てくるのです。
また、大家さんの顔がわかるほうが、入居者からすると家賃滞納への罪悪感も高まり、家賃回収リスクを軽減することにもつながります。
入居者コミュニケーション術

入居者に会ったらあいさつをする
入居者の顔と名前をしっかり覚えておく
メールやアプリで直接連絡が取れるようにする
何かあった時には直接連絡がとれるように、メールアドレスの交換やLINEなどのアプリで連絡先交換などをしておくとよいでしょう。個人のメールアドレスを全員に知られるのが不安という方は、チャットアプリで専用アカウントを作成して、アプリ上でやりとりをするなどの工夫もおすすめです。
定期的に入居者アンケートを行う
入居者の満足度を確認する方法で効果的なのは、定期的な入居者アンケートの実施です。アンケートには、物件に対する感想、不満、設置を希望する設備などを書いてもらってください。アンケートの回答結果に沿って、入居者が好む設備を導入するなどの工夫を行うと、入居者から喜ばれ、より入居期間の長期化を期待できるでしょう。
イベントの開催やプレゼントを贈る
季節の行事や入居者の誕生日を祝う
また、入居者の誕生日にはプレゼントを送るのも効果的です。メッセージカードなど簡単なもので構いませんが、誕生日を覚えてくれていたという気持ちが重要。なお、入居者の誕生日は、入居申込書に記載されていることが多いため確認してみてください。
契約更新時にプレゼントを贈る
入居者コミュニケーションの注意点

連絡には迅速に対応する
しかし、対応が後手にまわって入居者を待たせると、時間が空いた分だけ入居者の不満や不信感は高まってしまいます。せっかく入居者と連絡をとり合えるツールがあっても、対応が遅くなってはまったくの逆効果です。
さらに、設備の不具合が生じた際に対応が遅れると、入居者が使用できなくなった部分の割合に応じて、賃料が減額となってしまう点にも注意しましょう。
これまで、「賃借物の一部が賃借人の過失ではなく滅失した場合、滅失した部分の割合に応じて、賃借人が賃料減額を請求できる」と、民法で認められていましたが、2020年の民法改正によって、「賃料減額を請求できる」という点が、「減額される」に内容が変更になり、より強い表現になりました。
つまり、対応が遅れることは入居者の不満だけでなく、家賃収入にも悪影響が出てしまうのです。連絡がきたら迅速に対応する、基本的なことですが徹底しましょう。
入居者との適度な距離感を保つ
また、プレゼントもあまり頻繁に送られると、かえって「怖い」「気持ちが悪い」という感情を持つ人もいるかもしれません。大家さんと個人的に連絡先を交換するのは気が進まないという人もいるはずです。
大切なのは、入居者と適度な距離感を保ってコミュニケーションをとるということです。入居者のタイプや家族構成、年齢や性別などを考慮したうえで、実施するべきコミュニケーション方法を検討するとよいでしょう。
まとめ

ただし、せっかく入居者のために行なった行為でも、逆効果となってしまっては元も子もありませんので、やりすぎには注意してください。入居者の属性やタイプに合わせて、適度な距離感でコミュニケーションをとり、長期入居者の多い安定的な賃貸経営を目指しましょう。
空室対策や入居者満足度向上のためには、
入居者とコミュニケーションが大事!
賃貸経営のお悩みはプロに相談!
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※ページ下部の「賃貸経営一括相談サービスの注意点」をご確認いただいたうえ、ご利用ください。
この記事の監修者

髙野 友樹
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター/相続対策専門士/宅地建物取引士など
株式会社髙野不動産コンサルティング 代表取締役、株式会社アーキバンク 取締役 COO、一般社団法人グローバルイノベーションネットワーク協会 顧問。不動産会社にて600件以上の仲介、6,000戸の収益物件管理を経験した後、国内不動産ファンドでAM事業部のマネージャーとして従事。