IT化が進む不動産業界。昨今の賃貸経営のトレンドはおさえていますか?
入居者満足度を高めるためにも、トレンドをチェックして導入を検討してみましょう。
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目次
不動産テック、IoTなど不動産のトレンド、おさえていますか?

大家さんがトレンドを知ることの大切さ
賃貸経営とは少し話がそれますが、たとえば、最近話題のスマートフォンでのキャッシュレス決済は、若い世代には日常風景となりつつあります。しかし、年配の方にはまだまだ馴染みがなかったり、ついていけなかったりするという方もいるようで、中には、現状の支払いで満足しているからキャッシュレス決済をする予定もないという方もいらっしゃいます。
お客さんの立場であれば、そのスタンスでも問題はないでしょう。しかし、お店の立場とすれば、現状で満足しているからキャッシュレス決済の導入または導入検討をしないというのは、顧客の利便性やニーズをキャッチできていないと考えられます。
これは、賃貸経営にも同じことが言えます。トレンドを押さえたとしても、すべてのトレンドを取り入れるのは難しいかもしれません。しかし、顧客の利便性や満足度の向上を図るためには、トレンドを押さえて、大家さんとしてどんな取り組みができるのかを、日々考えることが必要不可欠です。時代の流れや顧客ニーズに即した賃貸経営は、安定した満室経営にもつながります。
不動産業界の変化と賃貸に関するトレンド

なぜ今までIT化されてこなかったのか
情報公開前に自社で契約をまとめたいという意識から、情報のアップデートに消極的な不動産業者が存在するなど、不動産業界特有の商習慣があるのも1つの理由といえます。また、不動産は現地に行って見なければわからないことも多く、それをインターネット上で情報提供するためには、写真や動画など大きなデータのやりとりが必要になります。これも、IT化が進まなかった理由の1つといえるでしょう。
しかし、すでに述べたように通信環境は大きく様変わりし、大きなデータのやりとりも容易にできるようになりました。また、環境変化に伴い、法解釈にも改訂が生じていますので、今後、不動産業界においてもIT化される部分は広がっていくものと考えられます。
大家さんが押さえておくべき4つのトレンド
不動産の特性上、根強く残る商習慣は一朝一夕に変化するとは考えにくいです。そのため、すべてを取り入れるのは難しい可能性もありますが、検討および相談をしてみるとよいでしょう。
トレンド | 大家さん単独でできる | 入居者の協力が必要 | 管理会社・不動産会社の協力が必要 |
---|---|---|---|
IT重説 | 〇(自ら契約業務を行う場合) | 〇 | 〇(仲介の場合) |
電子契約 | × | 〇 | 〇 |
セルフ内見 | × | ー | 〇 |
VR内見 | × | ー | 〇 |
IT重説
IT重説はどんな層に有効?
IT重説を取り入れた際の注意点
後々のトラブルを避けるためにも、現地確認を必須にしたり、対面重説以上に周辺環境なども含めてていねいに説明をしたりと対策を講じておきましょう。
電子契約
電子契約はどんな層に有効?
電子契約を取り入れた際の注意点
セルフ内見
セルフ内見はどんな層に有効?
仕事の合間などを活用して気軽に内見ができるため、多忙な方にも有効です。
セルフ内見を取り入れた際の注意点
鍵の受け渡しの際に、セルフ内見を希望する人の身元確認や誓約書への署名などを行ってもらったり、内見時に保険加入をお願いしたりなど、不動産会社や管理会社とともに具体的な運用方法について相談しておく必要があります。
VR内見
VR内見はどんな層に有効?
VR内見を取り入れた際の注意点
360°写真での内見
コスト面、または管理会社などの協力が得られないことなどで、VR内見の導入が難しい場合には、360°写真での内見も検討してみてはいかがでしょうか。360°写真での内見とは、360°カメラで物件を撮影した画像を入居検討者に見てもらう方法です。VR内見より臨場感は劣りますが、入居検討者が物件絞り込みをする際には大いに役立つでしょう。
管理会社へ相談してみよう
まとめ
今回ご紹介したトレンドの中で、関心があるものについては積極的に不動産会社や管理会社に相談をして、導入の検討をしてみてはいかがでしょうか。
IT化が進む不動産業界。昨今の賃貸経営のトレンドはおさえていますか?
入居者満足度を高めるためにも、トレンドをチェックして導入を検討してみましょう。
賃貸経営のお悩みはプロに相談!
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70社以上の有力管理会社が大家さんのお悩み解決をサポート
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この記事の監修者

キムラ ミキ
【資格】AFP/社会福祉士/宅地建物取引士/金融広報アドバイザー
日本社会事業大学 社会福祉学部にて福祉行政を学ぶ。大学在学中にAFP(ファイナンシャルプランナー)、社会福祉士を取得。大学卒業後、アメリカンファミリー保険会社での保険営業を経て、(マンションデベロッパー)にてマンション営業、マンション営業企画に携わった。その後、2008年8月より独立し、現在、自社の代表を務める。