ファミリー物件は設備や間取りのほか周辺環境も重要です。
ターゲットに合った空室対策で満室経営を目指しましょう。
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目次
ファミリー物件の需要は年々減少している?

単身世帯増加の理由
スマイティに掲載している賃貸物件を調べてみても、東京都内の単身物件(1R~1LDK)は178,192件、ファミリー物件は(2LDK~4LDK以上)36,430件と、その差は歴然です(2019年12月現在)。この状況を鑑みると、単身物件に押されたファミリー物件の需要の低下が心配でなりませんが、ファミリー物件を所有している大家さんは、今後どのような対策をとっていけばいいのでしょうか。
ファミリー物件の空室対策で大切なこと
以下より、ファミリー物件のニーズを探っていきます。
ファミリー物件のニーズを探る

人数に合った間取り
間取りの希望は子供の数に関連している場合が多く、「子供1人→独立した1部屋を確保」と考えることが一般的です。たとえば、子供が2人の家庭では、子供部屋2つ+夫婦の寝室という考えで3LDK以上を欲しますよね。その点を考慮すると、現在所有しているファミリー物件のターゲットが、何人家族なのかが見えてくるのではないでしょうか。
世代に合った設備がある
たとえば、動き盛りの子供がいる世帯であれば、子供の足音や物音などが近隣の迷惑にならないか心配することもあるでしょう。その場合は、防音効果の高い内装にするなどの対策を取ることができます。また、高齢者がいる世帯であれば、家族全員が快適に暮らせるよう、段差を少なくしたり、手すりを設置したりなどの対策が効果的です。どんな入居者に何が必要かを考えながら、設備を整えていきましょう。
周辺の環境がいい
家族構成によってニーズはさまざま
ファミリー物件のための空室対策アイデア

2LDKの場合
たとえばですが、「家族が1人増えるから3LDKの部屋を探す…」などのパターンで退去されることは多くある話で、そのようなことは極力避けたいですよね。そのためには、「収納が極端に少ない」「水回りが古すぎる」「周辺はネット無料なのにこの物件だけネット環境がない」など、他物件と比べて劣る部分をつくらないことが重要です。
なぜなら、大きなデメリットがない限り子供が1人増えても、子供が小さいうちは「子供が大きくなるまでとりあえずは今の部屋のままでいいか…」と2LDKでも対応できることが多いので、しばらくは住んでくれる可能性が高まるからです。これらの点から、空室対策も「極端に他物件より劣っている部分を改善する」が重要といえるでしょう。たとえば、水回り設備の入れ替えや、ネット無料の環境を整える…などはリフォームで対応できます。
3LDK、4LDKの場合
つまり、賃貸物件以外に「分譲マンション」とも競合する可能性が極めて高くなります。そうなると、分譲マンションと比べて最も目立つ設備の差が「水回り」であり、そこで印象を悪くすれば、成約率が落ち、退去率が上がってしまいます。
また、家族が多いことで必然的に支出も多くなるため、設備のグレードを上げることで節約につながれば大きなメリットになるでしょう。そのため、たとえば「エコキュートなど光熱費を節約できる設備の導入」などはニーズに合った空室対策といえます。
間取りを問わずにできること
まとめ

ファミリー物件は設備や間取りのほか周辺環境も重要です。
ターゲットに合った空室対策で満室経営を目指しましょう。
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この記事の監修者

中村 昌弘
【資格】宅地建物取引士
新卒で不動産ディベロッパーに勤務し、用地仕入れ・営業・仲介など、不動産事業全般を経験。入居用不動産にも投資用不動産にも知見は明るい。独立後は、不動産事業としては主にマンション売却のコンサルタントに従事している。趣味は読書。好きな作家は村上春樹、石原慎太郎。